じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

天丼

少し前、ハハとデパ地下で天丼を食べた。

 

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充実の具。

味が濃いわけではないけれど、非常に満足な味わい。

しあわせ。

 

ハハは小さめの天丼。

味に大変満足したとの弁。

よかった…このヒト、食べものうるさいからな。

 

この店のオリジナル店(?)はホテルの中にある。

亡きチチが相当御贔屓にしていたらしい。

ん? 思えばとーちゃんも結構味にうるさいタイプだったのか。

 

ん? 

無口なチチとやかましいハハ。運動神経のよいチチと運動能力皆無のハハ。

ものすごく対称的な人々だと思っていたけれど…

共通点は大喰らいで早食いなことくらいかなと思っていたけれど…

「美味しいものが大好き」というのも共通点だったのか。

そうか…。

 

私は両親ほど大喰らいではないし、そこまでは早食いではなかった。

ハハほどは食べ物への評価も厳しくはないと思う。

でもまあ似た傾向にあることは認めよう。遺伝子。

 

さらに美味しいコーヒーも飲んでおいた。

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この日もハハはいろんなグチを語りまくった。

マシンガントークの隙をぬって、一応私も今逡巡している件について伝えておいた。

 

最近、結構なやんでいる。

来年度、仕事どうするか問題。

 

今している仕事、希望すれば来年度も続けられる可能性が強くなっている。

今の仕事、良い点ももちろんたくさんある。

でもな…って件も複数ある。

もう…なんだかものすごく考えている。

人生後悔しないように。

 

思えば、とーさんの人生は60年に満たない短めかもしれない長さだったけれど、結構好き放題していて後悔は少なそうな素敵な人生であった。

いい生き方だよなと子ども心に横から眺めていてリアルタイムでそう思っていた。

 

そう、人生限りがあるからな。

 

これから5年、できるだけやりたいことをやりたい。

いや、その後もそうだけども。

でも、ここから5年の自分は残りの人生の中で一番体力がある時期なんだよな、ということを近頃考える。

 

あれ?

なんか結論が出てきたぞ。

 

生きてるうちにやりたい事のうちの体力が必要なジャンルは直近の5年でがんばらないとじゃないですか。

そーだそーだ。

やばいやばい。

がんばろう。

 

がんばれ、ワシ。

 

 

 

 

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肉など。

少し前に高校卒業以来の、中高の同期会があった。

 

母校の中高の美術室には卒業以来毎月1~2回は用事があって通っている。

そう…母校は懐かしくない派。

 

そして毎月会っててイロイロお世話にもなっている恩師(美術教師・家庭の事情で同期会には顔を出せず…)に「じゃ、同窓会でコレとコレ頼むよ」って、ずいぶん面倒な使命を仰せつかる。

でも、超長い間たくさん世話になっている相手なので、義理と人情をから目をそらせない下町育ちのおいらには、そらもう断れない。

つーか、まぁ、そもそも同窓会、興味ないしね。頼まれ仕事くらいしますよ、はい。

 

なんで出るかって、まあ企画初期段階から力を入れてた幹事組の一人に親しい友人がいて…。

「オマエ、そういうヤツだった? 違うだろ? どーしちゃったの?」と思いながら、あまりにも一所懸命で「協力してくれ」ってことあるごとに言うもんだから、ちょっとだけ協力した。

 

「全然連絡がとれません」って同級生とかに自分は結構連絡とれちゃったりしたりしたので…間にはいって同窓会がある事自体を音信不通者へ連絡…とかね。

でも音信不通者って、「同窓会? え?(嫌悪の顔) 出ない出ない」ってタイプだから、まぁ連絡先だって幹事には教え難いわけで。

「なんかね、もう用事が入ってて今回は来れないんですって。だからちゃんとしたお知らせも不要だそうですよ」とか返答の内容まで創作して提案して伝言してあげてみたりして。

 

そんな感じにわりと親しかったタイプはかなりの高確率で欠場の同窓会(正確には同期会)。

恩師からの面倒くさい命令がいくつかなければ、きっと退屈だったことでしょう。

 

他にも「行きたかったけど風邪ひいて今は家にいるから、二次会あるなら電話ちょうだい。でも携帯壊れてるから自宅に電話して」とかいう伝言を卒業以来ひっさびさに会う友人を介して伝えてくる友人…始まる前に2回電話しても留守電だし。

 

実は同窓会(母校の一部でやってた)と時間を半分被らせて、高校校舎でも仕事(肉体労働込み)を恩師より押し付けられていた私は校内を走る勢いで行ったり来たり…まぁとにかく忙しくて、この「二次会のお知らせ電話」をするのが一番忘れそうで面倒くさい案件だった。

 

他、紆余曲折あり、気づけばその日一滴のアルコールも飲まないまま義理のような2次会(お茶会)に15分参加して脱出。

 

毎月会ってる絵描き関係友達とおちあって店に入った。

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とにかく生ビールですよ!

 

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カルパッチョうめー。

パンもうめー。

 

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ビールにはソーセージだよね!!

 

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さんまグラタン。ちょーうめーーーーー。たまらん。

 

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たしかペルーのビール。すっきり。のみやすい。うまうま。

 

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ぶた!

だいすき、ぶた!!!

 

ついつい赤ワインものんでしまいました。

 

 

デイヴィッド・ホックニー版画展(町田市立国際版画美術館)

ホックニー好きなので先週末、傘を差しながら行ってきた。

 

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版画美術館、久々すぎて町田駅からの道程も周囲や館内の様子も忘却の彼方。

 

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雨にけぶる色づき始めた樹々がみえる様子が何やらステキげ。

 

天気が悪いせいか、平日のせいか、館内はとても空いていた。

やったー♪

と思ったのも束の間。

 

凄く好いているのに、ずーーーーーっとしゃべり続ける4人の中年(初老?)男女に遭遇。ぐへー。

 

小声ならしゃべり続けていいと思っとるんかい!!

〇〇!!(←あーーーーーこんなこと、思ってはいけないのだ。)

 

しかも話している内容が、特に今すぐ話すほどのことではない。

 

耐え切れず、みる順序を入れ替えてその集団と極力距離をとったりしてみて回る。

このワシのものすごく不自然な動きにもまったく気づかない鈍感な4人組。

 

せめてもう少し混み合っていれば話し声はココまで気にならなかったかもしれぬ。

 

 

それはともかく。

ホックニーよかった。

 

自分が大好きな、スプリンクラーのとかプールのとかあったし。

人物も結構あったし。ホテルのもあったし。

は~。

やっぱ好きじゃ。ホックニー

 

なにがそれほど好きなのか。

いさぎよくあざやかな色彩なのか、とてつもなくバランスがとれた隅々までの画面構成なのか。超絶すぐれたデッサン力なのか。どこまでもクールなテイストなのか。

よくわからないけどタイヘンだいすきだ。(日本語崩壊。)

 

今回「へー知らんかった」と思ったのは、ホックニーには女性モデルでもお気に入りでたくさん描いていたという人物がいたということ。

 

あ、男性ばかりがお気に入りではなかったんですね。

でもその女性を恋愛対象的に好んでいたわけではなさそうな。

でも顔が気に入っていたらしい。

 

うんうん。顔だけすごく好きってあるよね。ワシも本人の中身はどうでもよくて顔が大好きな女子がいて、大学時代その子をモデルにしてたくさん絵や版画の課題を制作してしまったよ…などと過去を振り返ってみたりもした。

 

ホックニーが顔を気に入ってたその女性、キレイな顔だったらしいけれど、当時ホックニーの中にはピカソブームが到来していた頃だったようで、なんだかキュビズムちっくに彼女は描かれていて、美人なのかどうか瞬時に判断はつけがたい感じだった。

でも、おめめぱっちり鼻筋スッキリ系だったのできっと美人だったんだろう。うん。

 

ちなみに彼女のダンナさんは誰やらに殺されたとか。

わ。そっちのミステリも気になる。

 

イロイロ気になりながら、ホックニーの作品をたんとみてゴキゲンで美術館を出た。

 

 

ゴキゲンだったし晩御飯を作らなくてもよい状況だったし用事もあったので、友人経営の居酒屋ギャラリーへ立ち寄った。

 

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ラディッシュ登場。

コレに市販の白いドレッシングに黒胡椒をたくさん振ったヤツをつけて食べると、たいそう美味しゅうございました。

黒胡椒ばんざい。

 

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あと、もらいもののチョコレートをもらった。

オレンジの方を口に入れた。

中身はたいそう甘かった。

 

いよいよ甘いものが苦手になってきちゃったのかも…と思いながら「あーっ翌日こそ同窓会で酒のみそうなんだから今日は控えめにする予定だったのにな~」とか考えつつ、ラディッシュを友にワインをがばがばのんでしまった。

 

 

鈴木其一 江戸琳派の旗手(サントリー美術館)

行ってきました。

興味ありつつも何かと時間と気分にゆとりがなくて行きそびれそうだったところ、友人Mちゃんに誘われて行ってきた。持つべきものは友。

 

其一つーと、自分が大好きな抱一の弟子。

抱一並みに達者な人だよな、気合入った描きこみすごいよな、という印象の御方。

 

自分にとっての一番のイメージ「気合入った描きこみすごいよな」系の作品は、今回は少なかったような印象でござった。

 

で、今まであまり其一作品で自分はみた経験が少なかった「ザ・琳派」みたいな作品がばばん!と展示されていた。

 

一番インパクトがあったのが、ま、まんまチラシの表に採用されてたヤツなんですが、これ。↓

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朝顔図屏風」(六曲一双のうち左隻(部分))

 

こんな超・琳派っぽいのあったのね…と唖然。

いや、だってこのヒト琳派だし。あたりまえでは?とツッコむもう一人の己。

 

でも琳派の元・尾形光琳の燕子花よりも「コピー感」が少ないところは好きかも。

いや、でも光琳の燕子花も全体としては好きなんですけれどもけれども。

 

其一の描く小さな鳥たちの表情をたくさんみて、

「おう! どれもクール! 抱一と最大に違うトコはココだよな~」としみじみと思った。

 

なんだか其一と抱一本人たちの目つきをみてみたい。

弟子とかが描いた肖像画とかないのかしら?

 

月岡芳年が描いた師匠の国芳の顔は(大好きな猫達に囲まれている状況のせいもあるのか)超やさしくって「あー、きっと国芳ってこんな目つきの人だったんだろうな~。すきじゃ~」って思ったのだけれど、其一と抱一の目つきにも大変興味があるところ。

 

描かれた目ってすごく表情とかその人の内面が表れてることが多いんじゃないかな?って思っておるのだ。

 

ゴッホの「タンギー爺さん」を上野で初めてみたとき、「うわー! こういう目つき、この世にあるよね。わかる~。こんな目でみる爺さん、なんだか泣けるぜ」と衝撃を受けて以来、「描かれた目つき」に興味がある。

 

と、思いっきり、話がそれた。

 

其一は、大名や商人との付き合いもうまくて、絵描きとしての商売の仕方も上手だったそう。なるほど、クール。

 

でも悪いことではないよね。お金ないといい絵の具買えないしね。

みんながみんな若冲みたいに金のある家に生まれて豪華な絵の具買えたわけじゃないですものね。

 

其一、こんなのも描いてたのね! と強く印象に残ったもう一枚は根津美術館がもっているらしい、これ。↓

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「夏秋渓流図屏風」

(チラシを撮ったんで歪んでます…)

 

すごい。ザックリ描いてるけど、全体的な巧さが超出てませんか。

あー、でも構図の細かい所はそんなにバリバリに自分の好みではない。

でも、いいのはわかる。

 

全体的にそんな感じのことを思った。

 

どーでもいいけど、其一の一つ年下なのが国芳と広重なのね。

へー。ほー。と思いました。

 

 

 

で、まあ、

はーーーーー。ココロ穏やかにして絵が描きたいな~。

いや、穏やかじゃなくても、早く描き上げないとダメだよ。グループ展の搬入日が近づいているよ…と思いながら、Mちゃんと地下で軽くお寿司などをつまんで解散しました。

 

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Mちゃんのマネして「炙り4点」。

黒ラベルの生と共に。ぐへへ。

 

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タコ唐。メニュー写真よりぐっと少なくて二人して落胆。

 

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で、マグロのメンチカツも頼みました。

ちょーーーーうめーーーー!!!(そんな言葉づかいじゃダメだ!)

ワンプレートミックスなるもの。

ハハが「今日は洋食がいい」と言ったのでそうしたところ、メニューに「ワンプレートミックス」なる『7種類から2種類お選びいただけます』的なものがあったので、それを所望してみました。

 

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まずランチのおまけ的なスープとサラダ。

量は少ないが大変おいちい。

スープは金色にキラキラと輝いていた。メルヘン。

 

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そして、「海の幸ピラフ」と「海老フライ」を頼んだ。近頃ピラフづいている。

スープからの予感どおり大変美味しゅうございました。

 

イカが…イカが…信じがたいほどやわらかかった。どういうこっちゃ。

「味が薄いのに美味しい」とハハが絶賛していた。

 

海老フライも味が濃いい。具がみっしりな感じ。

大変満足である。

 

ついつい210円で頼めるコーヒーもつけちゃったぞ。

 

 

それにしても、いよいよハハがちょっと老人らしくボケてきた。

ハハが長年やってた店を閉じて1年と10ヶ月。

近所の友人と出かけたり、趣味の習い事にたまに行ったり、いろんな病院に通ったり、まったく人との接触がないわけではないが、やはり人と会話する機会が少ないのは脳によくない気がする。

 

今まで以上に自分が会話をする時間を設けなければいけないなと痛切に感じた。

できればもっと小まめに会う方が良かろう。

しかし、今のお仕事ペースでそれを実現していくのは、自分の体力的になかなか大変そうだ。

 

どうしたものか。

真剣かつ早急に検討する必要があると思ったのでございました。