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じゆうちょう。

美術展やら食べた物やら気の向くままにかいてます。

ミステリ

「鍵の掛かった男」有栖川有栖(幻冬舎)

待ってましたの有栖川さん新作。 火村英生シリーズ13年ぶり書き下ろし長編。この一行でよだれでる。(ふきふき) いつもなら一気に読んだことでしょう。 でもグループ展の絵も描き終わらず、6年ぶりにバレエの舞台に出ちゃおうかななんて血迷っていた私は…

「片桐大三郎とXYZの悲劇」倉知淳(文藝春秋)

まずタイトルでニヤける。 ま、そうでなくても大体倉知さんのは読んでてニヤける。 年々ニヤけながら読めるミステリが好きになってきている。 ゆえに倉知さんのミステリが年々好きになってきている。 ニヤニヤ。 超メジャーミステリ「ドルリー・レーン」に挑…

「模倣の殺意」中町信(創元推理文庫)

あの伝説の(?)ミステリ小説、読みました。 裏を読むだけで「こりゃ読んでおかねば…」という気持ちにさせる、鮎川哲也のお言葉。↓ うーむ、商売上手(?)創元推理。 ↑ あらすじじゃないのに読みたくなる! あれ? ならないかしら? ま、ひとそれぞれ…。 …

「貴族探偵」麻耶雄嵩(集英社文庫)

こんな表紙ですが、 文中では貴族探偵には口髭があります。そして20代後半でかっちょいいらしい。 舞台は日本(ぽい)。 20代後半で口髭がしっくりくるかっちょいい日本人が想像できなくて時折困りました。 あらすじです。↓ ↑ 「使用人を駆使して」とあ…

若冲と蕪村 生誕三百年 同い年の天才絵師(サントリー美術館)

もうとっくに終わってるんですが、行った思い出を書いておきたいので…。 (3/18-5/10が会期でした。) 始まってわりと早目にいきました。 例の如く(?)行く気満々だったくせに、始まった頃は急な個展をやっちゃったりしていてあわあわおよおよしていて会期…

「倒立する塔の殺人」皆川博子(PHP文芸文庫)

読みました。 初・皆川博子作品。 作中作設定大好物。 本の裏にあるあらすじはこんな感じです。↓ 戦時中の女子達生活が物凄くリアル…と思ったら、作者の皆川博子さんは1929年生まれ、正に登場人物達と同世代。 なるほろ…。 登場人物もすごく様々で描写に説得…

読んだ本とか引越しとか。

ちょびっと前に「今出川ルヴォワール」を読み終えました。 okkoさん(id:okko326)も御贔屓のこのシリーズ。 文庫で買い始めてしまったので「シリーズはできるだけサイズを揃えたい派」の私は、このシリーズ3作目にしてしばし足止め状態です。(全4冊のう…

サイン会行っちゃった。

外しがたい用事こそかちあってしまいがちの法則がこの世にはあるのでしょうか。 気のせいか。 だが私の人生にはございます。 昔、生まれて初めて「サイン会あるんだ!行きたい!」と思ったミステリ作家・綾辻行人のサイン会は当時「教育実習事前説明会」の日…

道中、古本屋で。

連休中の一部、いきなり旅立ってきました。 道中、青と黄色の看板をみつけると「本…本…」と吸い寄せられてしまうオットと私。 「あーあれ、買いたいな、でも古本屋にはないんだろうな」とか思いつつ探していた本が何冊かありました! やったー。 このお宝発…

本、きゅうり、とか。

1.「時間の習俗」(松本清張)を読みおえた。 以前読んでそれなりにおもしろかった(←えらそうですみません)「点と線」の刑事コンビが出てくるらしかったので。 シリーズがすきなワシ。きっと保守的だから。探偵が犯人とかあまり楽しくはない。 刑事の三…

百日紅。

いや、百日紅の写真とかはありません。 未だ、「へー、これが百日紅なのね」と認識して花をみたことがありません。 人生ずっと「百日紅の花ってどんなんなんだろう」と思いつつ、画像検索もせずに生きて行きました。 でも、今年の私は違います。 はてなでち…

王国崩壊。

や、コミック王国が消えたってだけなんですが。 コミック王国ってのは、y-hama駅西口地下街にあった有〇堂のコミックコーナーで、マンガがたくさんあったところです。 (有〇堂は神奈川県内に本店がある大手書店です。) 西口地下街は最近、大規模な改修改装…

「点と線」松本清張(文春文庫)

非常に今更ながら読みました。 初めてタイトルを知ったのは恐らく小学生の頃。 「このタイトルでトラベルミステリ?つまらなさそう」とか思うとてもイヤなガキだったのです。 更に大学以降、いやゆる“新本格”(←詳しくは検索してみて下さい)にどっぷりと浸…

「なぎなた」「こめぐら」倉知淳(創元推理文庫)

倉知さん、相当好きです。 この2冊単行本刊行当時なんだか人生忙しくてすぐに発売に気づかないという不覚を取るというレベルですが結構ファンです。文庫化、イメージ的には首がキリンになるくらいの勢いでお待ちしておりました。 並べると真ん中に猫。 そう…

冬の醍醐味

今年、家に仏壇がやってきたけれど熱心な仏教徒でもなく、以前長崎に行ったらホテルが混みあっていて予約できずにカトリックセンターに泊まったけれど(←料金を払えば誰でも泊まれます。安くて清潔、よかったです)キリスト教徒でもなく、なんで毎年クリスマ…

オススメ作品を考える

あれはまだ、ジャイアンツの優勝が決まる前でした。あら、結構前。 薫(id:hana-kaoru)さまから、ワガ敬愛するミステリ作家・有栖川有栖さんの作品の中でオススメは?とたずねていただいたのです。あら、うれしい。 すきな作家の中のオススメをきかれるのって…

「福家警部補の再訪」大倉崇裕(東京創元推理文庫)

古畑もコロンボも人気があるこの日本で、どうしてコレが爆発的にヒットしていないのかがよくわからないのです。 倒叙物の中でもリッパな本格物。主人公だって魅力的。 そういや、単発でやったNHKのドラマだっておもしろかったです。 でも、あれ一度きり…。 …

「理由あって冬に出る」似鳥鶏(創元推理文庫)

微妙にライトノベル風味な表紙に躊躇してずっと手に取れなかった本ですが、ちょっと遠くの、ものすごく待たされる病院での検査の友として同行させました。 あ、ライトノベルをバカにしているわけではありませぬ。 レジに持っていくのが恥ずかしいわけでもあ…

「まほろ市の殺人 秋 闇雲A子と憂鬱刑事」麻耶雄嵩(祥伝社文庫)

8mmほどの厚さなので持ち歩くによいと思い、整骨院に持って通っていましたが、毎回待ち時間が短めだったにも関わらず、治療終了を前にしてあっという間に読み終えてしまいました。 だって読みやすいのです。 もう、麻耶さんのデビュー作や2作目と同じ作…

「隻眼の少女」麻耶雄嵩(文藝春秋文庫)

麻耶さんの作品は時折読み返したくなるであろう事を想定して、 →買おう →場所をとりたくないから文庫で買おう →単行本は買わないぞ。 ということで、文庫化を待ち望んでおりました。 えーと、期待のサイズくらいおもしろかったです。 つまり、非常におもしろ…

「ビブリア古書堂の事件手帖」三上延(メディアワークス文庫)再読しつつ連ドラ。

みる前に一瞬躊躇していた連ドラですが、2話みただけですっかり「原作とは別世界!」とふっきれたところで、原作(つーても一冊しか読んでない)を読み返してみました。 うーん。やっぱり栞子さんのスペックにもやもやする己は、案外フェミなの?どうなんで…

「大きな森の小さな密室」小林泰三(創元推理文庫)

いろいろと騙されたけれど、それは犯人が、とか動機が、とかそういう類のものではない。 題名と表題作のあらすじからして、“そんな感じの”作品が並んだ短編集なのだと思って読み出したのだ。 ちがうちがう。と、目次をみて気がついた。 いちいち短編タイトル…

「江神二郎の洞察」有栖川有栖(東京創元社)

主要人物四名が大学生のせいか、ちょっと青春小説なかほり…(いや、コレが森博嗣ならそんなカホリしないな…いやいや、森博嗣のGシリーズにも青春小説のカホリを嗅いでる人もいるのかもしれないか…。) 基本、青春小説風味が青春時代(←いつだよ?)から苦手な自…

「密室入門」有栖川有栖・安井俊夫(メディアファクトリー新書)

入門編の、その先が読みたい…。 出してくれないかな~。 「入門」は対談三回で済んだそうなので、なんとかしてくれないかしら~。 対談三回で新書一冊って効率よいように一瞬感じるけれど、対談者それぞれ、こんな専門的な会話をガンガンできる知識の蓄積あ…

「新装版 翼ある闇」麻耶雄嵩(講談社ノベルズ)

かつて読んだ初版バージョンにいだいていたイメージより読みやすくてびっくり。 といっても別に改稿されているわけではない。 おそらく初版が発行されてから16年の間に、自分に「読みづらい文章への耐性」ができたものと思われる。その理由はよく分からな…

今さらだが…  「鴉」 麻耶雄嵩(幻冬舎文庫) をよんだ。

厚いけど一気読みしてしまそうな予感が満載だったので、「今、それどころじゃないだろう!」と自分に言い聞かせて寝かせておいたが、とうとう手を出した。 まあ、発売されてから古本屋で入手するまでも相当おいてるけど。 閉鎖社会な舞台設定、よい…好みであ…

「立花美樹の反逆 THANATOS」 汀こるもの(講談社ノベルズ)

先週、街中で急に髪が切りたくなって、美容院で読むために買っていって読んだ。 最初の作品が大好物のクローズド物だったせいで手を出したシリーズだが、大体予想通り、シリーズの先に手を伸ばすにつれて「そろそろ読むのはやめようか…」と思いつつ、またも…

「さかさ髑髏は三度唄う」司凍季(講談社文庫)

なんで第一の殺人がいつのまにか起きているのか。 いや、一応そのシーンはあるんだけど、なんというか…単なる説明な感じで描写してくれていない感じ。すごくアッサリ。 多分自分は、この作者には横溝正史的なはっきり言えば映画「悪霊島」の岩下志麻のラスト…

「高原のフーダニット」有栖川有栖(徳間書店)

なんてステキな題名なのでしょう。 『高原』…さわやか。ゆったり。のどかな休息。 『フーダニット』…あ~やっぱり「誰が犯人なのか」を考えるのがミステリとして一番わくわくしないか?興奮する単語だ。 どうやったら犯行が可能だったのか?(ハウダニット)…