写真でみても実物見ても大差なさそうなイメージが昔からあったので、当初行く気はなかったのだが、いろんな事が重なって気が変わって格安チケットをみつけて行ってみた。
一応実物ならではの美しさも保持していると感じられた作品もいくつかあったので、行ってよかったと思った。
「クリーチャー」「クリーチャー二人A」「オリンピック ハンマー投げ」「オリンピック 室内競技」とかが特によいと思った。
共通点は構図のしっくり具合だろうか。
「クリーチャー」はちょっとかわいくていい。
「オリンピック」は人体のデッサンの確かさも好きなところなのかも。でもそんなところで惹かれるのは作家は望んでいなさそうだ。そんなことはないかな?
しかしやたらと画面上にがっちりと平仮名や漢字が書き記されているのは何だか気持ちわるい。
(もう全画面文字のみ!とかならまあいいんだけども。)
でも、そういうのがアメリカとかでは受けるの?って感じか。
平日ですいていたのでインスタレーションの「ブラック・ホール」にはいってみた。どうしても善光寺のお戒壇巡りと似たネタに思えてしまったり。ま、記念撮影はないけど。ってこれまた最初と最後は逆だけど必ず写真をとるという点でマザー牧場を思い出してみた。
あの姿勢を継続させるのはいつかそんな姿勢しか取れなくなる日のこと意識させようという意図なのか?
足腰弱い人は体験自体たいへんそうだ。
「神々は今ここに眠る」で瞑想させちゃうあたりも東洋的なものをちゃちいセットでパクッてみました、的な感じも感じなくはないのだけれど、そんなふうに簡単にしちゃうことでわかりやすくして、文化の違う西洋人に伝えようとした、って解釈をするべきなのかしら?
なんか装置としてデザインと作りがダサいとか思ってはいかんか。