読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

じゆうちょう。

美術展やら食べた物やら気の向くままにかいてます。

「さかさ髑髏は三度唄う」司凍季(講談社文庫)

ミステリ

なんで第一の殺人がいつのまにか起きているのか。

 

いや、一応そのシーンはあるんだけど、なんというか…単なる説明な感じで描写してくれていない感じ。すごくアッサリ。

 

多分自分は、この作者には横溝正史的なはっきり言えば映画「悪霊島」の岩下志麻のラストシーンの目つきのようなゾクゾクするような怖さのシーンを求めているのだと思う。

設定的にもオチ的にも横溝さん的な世界を描いてくれる作家さんなのではないかとデビュー時から思っているわけなのだけれど、なぜかこのようにしばしば「えっ!?このシーンみせてくれないの???」と驚くことがある。

いや、そもそもデビュー時からこの作者は島田荘司ファンだってことなんだから、横溝テイストを求めてはいかんのか?

 

と、毎度わずかなもどかしさを覚えつつ、この横溝的世界のお道具立て満載なこの作者の作品をたまに読み返したくなってしまったりするのねー。