じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

横浜ベイサイドバレエ(赤レンガオープンステージ)

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東京バレエ団の公演をみたのは二回目。

 

本日一つ目の「ギリシャの踊り」をみて…前回の東京バレエ団はマボロシだったのかな?と思った。前回は「ハズレ」だったのかも??? 

ソロをやった長瀬直義さん、上手。あ、えらそうな言い方になってしまった。ま、客として自由なコメントで…。

でも何か物足りない。なんでしょう?表現力?や、そんなのよく分かんないけど。

 

最近ゴンブリッチの「美術の物語」を読んでたせいか、どーもギリシャ美術とエジプト美術の違いについてのくだりが頭を回ってしまって「そーいうことじゃないだろう!?」と考えを追い出すのが案外大変だった。

 

二つ目「カルメン」。よかった。

斎藤友佳理さんを観たかった。期待以上によかった。斎藤さんの「よかった!!」と思う部分が長瀬さんに物足りなく感じた部分かも。やっぱ表現力?

運命(牛)をやった奈良春夏さんもよかったと思うのだが、んー斎藤さんが良過ぎたという感じ。これは役柄として求められてるものが違う、とかそういう次元の問題ではなくて。

 

で、「ボレロ」。

ボレロはギエムのだけ観たことがある。

この日は上野水香さん。上野さんは以前ギエムのボレロを目的で東京バレエ団を観にいった時に他の現代的な作品を踊ってるのをみたけど、そのときよりずっといいと思った。

 

上野さんは上野さん特有の美しさがあると思った。

そしてギエムのボレロの時よりも、野外のせいで音が大きく響き渡っているせいか、音楽的には感動した。照明も好みだった。

 

が、自分はギエムのボレロの方がすごく好みなんだなーと思った。

 

そもそもダンサーの身体的特徴がそのまま表現として強く出やすい作品なのかもしれないけど。

上野さんのやわらかくバネを感じる動きも美しいとは思うのだが。

 

もう冒頭からギエムの踊りがかもしだす緊張感の強烈さを思い出してしまって、あー自分はあっちの方が好きなのかもなーと思った。

 

そして、終盤の動き…ギエムには壮絶さとか凄惨さとかがあって、そういうものがそこで滲み出る「ボレロ」が自分は好きなんだなーと思った。

 

が、周りの方々、ギエムの時よりずっとずっとよかった。

 

やー、雨天順延で観れなくなってしまってチケットをまわして下さったお友達に深く感謝。