じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

琳派芸術Ⅱ(出光美術館)

チラシをみて「お、みたいぞ」と思う勘、あたるなあ! 

すばらしいな、自分の直感! と自画自賛。

 

酒井抱一が以前から好きだった。

「なにかと自分にとって好ましいかわいさ」を醸しだしているから、というのがその理由だと思っていた。

だが、どうもそれだけではなかったようだと気づいた。

 

チラシになってる「紅白梅図屏風」が、かっちょいい。

枝の描くラインが、図と地の配分バランスが、花の上品な描き方が、ものすごく自分好みなのだーーーーーー。

 

いいよ、いいよ。すごく好きだよ。

 

で、なんで、白梅の絵葉書はあって、紅梅の絵葉書はないのだ?

仕方なしに500円のパンプ?買っちゃったぞ。

罠か?

 

「十二ヶ月花鳥図貼付屏風」では酒井抱一の絶妙なポージングとかわいさを披露している鳥達も堪能できて相当まんぞく。

 

どっかで酒井抱一展やってくんないかなあ。

充実のカタログとか出してほしいなー。

 

しかし、なんで尾形光琳の銀箔は黒ずみまくりで、抱一の銀箔は結構キレイなんでしょうな?

年月の違いだけでココまで違ってしまうのかな?

 

抱一の作品の方がたまたま保管の環境がよかったとか、実はちょっとイイ銀箔使ってたとか、貼り方が丁寧だったとか、なんか理由はないのかしら?

 

だってさ、宗達と光琳と抱一の「風神雷神図屏風」の比較写真が出てたけど、光琳のだけ、ずん!と背景の箔が黒ずんでないかえ?

光琳て効率よく仕事するタイプのイメージなので、箔の張り方がザックリだったとか、そんなことを考えるのは妄想しすぎか。

 

もしも抱一の仕事が丁寧だったせいで、抱一の「紅白梅図屏風」のバックの銀箔がキレイなんだったら、ますます抱一にホレる。