国芳以外の作品に関して、前期よりも後期の方が見ごたえのあるものがやや多かったような印象。
特に鏑木清方の「妖魚」。よい。
図録に載っているサイズについて「もっと大きくするべきでは?」とひっかかったくらい。
この目つき。鏑木清方の巧さ全開。
あと、前期でも心引かれたのだが、川瀬巴水の木版画に改めてうっとり。
下町育ちの贔屓目ではないはず…。
でも、「深川上の橋」とか「木場の夕暮」とかに特にうっとりなので、やっぱり…。
ミュージアムショップで川瀬巴水の作品集を発見して、長々と手に取る。
同行者の一人も寄ってきて手に取る。
「わ~、いいですね~。わ!6300円ですよ!」
うーむ。
「ちょっと考えてみる」
と言って、とりあえず手をはなしてみた。
ほんでもって、シャボン玉を飛ばしてる金魚の絵柄の国芳のちっこいクリアホルダーを買った。210円也。ふふふ。かわええ。
そして今回お気に入りベスト3の国芳の「ほふづきづくし 夕立」と「ほふづきづくし かん信」と「きん魚づくし ぼんぼん」を図録で家で見返して再度にっこり。
んもー、急な夕立に慌てるほおずき達のそれぞれの個性の豊かさは何なのだ?!
一人一人(?)の性格や年齢まで勝手に想像できるのだが。自分が妄想激しすぎなのか?
コドモ金魚(?)の顔のノンキさもたまらん。
あー、見ててにっこりしちゃう絵っていいなー。
いいよー。
(↓ 図録から。そりくりかえっていてすみません…。)