じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

「ビブリア古書堂の事件手帖」三上延(メディアワークス文庫)再読しつつ連ドラ。

みる前に一瞬躊躇していた連ドラですが、2話みただけですっかり「原作とは別世界!」とふっきれたところで、原作(つーても一冊しか読んでない)を読み返してみました。

 

うーん。やっぱり栞子さんのスペックにもやもやする己は、案外フェミなの?どうなんでしょう?

 

ストレートの長髪は「男に逆らってこない従順さの象徴」のように思える己の感性って古臭いのか?どうなんでしょう?

 

栞子さんは、基本静かに本を読んでいる。行動も発言も攻撃的でない。

観察力推理力はあって困難な状況を解決してくれる能力がありつつも、それをひけらかすようなニュアンスは出さない。

で、美人でデブでない(むしろほっそり)巨乳。

 

気の弱いおにーちゃんの理想像そのもの感じすぎて、ものすごく「もやもや」とする。

 

そんな「もやもや」が表紙から感じ取れ過ぎていて、当初、本屋で見つけてあらすじに心ひかれても、なかなか購入する決意ができませんでした。

 

この「もやもや」を、まるっとどっかに放り投げて、この本を読むと、何だか創元推理文庫とか読んでいるような馴染みある空気。要するに好きです。

 

ま、創元推理文庫を読まなくてライトノベル(で、いいのでしょうか?)なら読むことのある読者層が、手に取るためには、美人で長髪で巨乳でおとなしげな栞子さんのイラストは表紙に不可欠なんだろうということはわかります。

 

で、連ドラですが、そんな「長髪で巨乳」でない女優が栞子さんをやることによって、原作から感じられた「もやもや」が結果的に吹き飛んでいることに気づきました。

その点においては、ドラマ、己にとっては観やすいでござる。

 

再読したところでドラマの第三話(「論理学入門」)を観たんですが…。

 

いやー、サトエリ、あいかわらず上手ですね。

頭悪いけど人がよさそうな感じとか、ばれないようにウソをついている感じの匙加減とか。

本人が魅力的にみえる表情のパターン以外の表情の豊かさとか。

だいすきだ。(どうか、ヘンな整形とかして表情がこわばっちゃったりすることのないように…もごもご…)

 

あ、サトエリこそ、一応美人でスタイルよすぎで巨乳ですね。

一時期読書家アピールをしていたこともあるらしいし、とりあえず頭も悪くなさそうです。

でも、原作の栞子さんよりずっと面倒くさそうな感じが、かつての海老蔵絡みのネタでかもしだされています。でも、そんなところが「もやもやしない」感じで好ましいです。

 

でもさ、原作栞子さんみたいな女性って…現実にいるにはいるんですよね。

そして、現実としてそばにいても別に不愉快ではない。つーか、いい人ですからね。