スーパーの肉のコーナーにいたのです。
背後から近づいてきたおねえさんが「合挽き、合挽き…」とつぶやき始めました。
我々の一番手前に「牛肉豚肉挽肉」という表示のついた肉が並んでいます。
おねえさんは、肉の棚をじっくりと眺め回しながら「合挽き、合挽き…ない…合挽き…ない…」と繰り返しています。
相当長くつぶやき続けています。
でも、「危ない人」の気配は皆無です。
ちなみにその間の私は「目の前の挽肉を買って、ハンバーグをつくるかどうか」についてずっと悩んでいました。ちょっと面倒くさい。でも、ハンバーグはうまい。という葛藤です。
「あのう…、ここに…」と私は、つぶやきねーさんに向かって「牛肉豚肉挽肉」のパックを指差しました。
「あ、いや、国産だけのがほしくって」と、ねーさんは答えました。
だったら、「国産合挽き」と正確につぶやくか、いっそ声に出さずに心の中でつぶやいておくれよ、と思いました。
その後、なんだかポロポロといろんなことが空回りしています。
どうもタイミングが悪いです。
おかげで今日はバレエのレッスンを受けられなかった~。くっそー。おお、言葉も荒れています。
なんだかダメなことが続いていて何にもしたくないぜ、と思いつつも、賞味期限が近づいていたのでさっきハンバーグをつくりました。
おいしかったでござる。
よし、ちょっと今からがんばります。えーと、いろいろ。