じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

ベストセレクション美術2013展(東京都美術館)

うーん。

 

案内をいただき、チラシにあったリトグラフ(版画)の作品が、ちょっといいな、と思ったので行ってきました。で、その作品はよかったです。

 

うーん。

 

えーと、国内の主要な美術公募団体(一般的に、「二科展」とか「日展」とかなら知られているでしょうか)から選定された27団体による合同展です。

ま、各団体からさらに選ばれた作品だけが出ているわけですが。

 

うーん。

 

きっと関係者以外のお客さん、少ないんだろうな~と思いました。

かく言う私もぶっちゃけ、今回作品が出ている方からのお知らせハガキをいただいて行ってきたのです。

 

大学時代(昔々)、絵画のゼミの教授に「日本の公募展なんて出しちゃダメです。ヤ×ザと同じ集金システムです。審査もろくにしないし、誰の弟子かで入選もその後の内部でのランクアップも決まっている」と繰り返し言われていました。

現在、美大に通う知人に「うちの大学の先生も、全部の団体がそうだと思い込んでいましたよ。単に自分が大学時代に人から聞いた話を鵜呑みにして。本当は直接確認してるわけでもないのに」と言われました。

 

えーと、「ちゃんと時間をかけて、出品者の名前を出さずに会員の多数決で審査をしているし、一切のエコヒイキはない」と複数の人が言っている団体の会員をしているのが、私と現在美大に通う知人の中学時代の恩師になります。

 

まあ、その一つの団体だけが「ズルしてない」のか、他の団体が現在どうなのか…検証するのは難しいというか、する気もないのですが…。

 

というか、ここまでの文章も苦情がきそうですね。

あくまで、かつて、こう聞いたことがある、という話ですので、不服に思う方、ご理解下さい。

 

うーん。うーん。

 

とにかく、もっと自分は一所懸命、絵を描きたいと思って帰ってきました。

 

以下、話はそれていきます。

 

実は、あまりそんなふうに(能動的に「絵を描きたい」などと)は思わないで生きてきたので、ちょっと珍しいことです。

 

幼少期から、よく絵を描く人間なのですが、別にはっきりと「描きたい」とか思って描いているわけではないのです。大抵の人は、「息をしたい」と思って息をしているわけではないのと似ている感じでしょうか。

 

まー、高校生以降は、「受験用テクニックを使って石膏像を描く練習をしなくちゃ」とか「大学の課題だから、あと何枚絵を描かなくちゃ」とか、「なんとな~く描く」って感じで描くばかりではなくったわけですが。

 

でも、高校時代に美術系予備校で聞いたことも、大学時代以降に学んだ知識も、その他姑息なこともモヤモヤする日常の瑣末なことも何もかも頭から追い払って、絵を描きたいぞ、と思う次第です。無心で。

うえー、むずかしいよう。