買っちゃいました。
行きつけの文房具屋さんに、ぺろん、と飾られていたのです。
もう、てぬぐい、いっぱいもってるじゃん!と、もちろん自分で突っ込みます。
いや、でも消耗品だしさ。
この柔らかい肌触りのは持ってないよ。
しかも国芳ファンとして、ここは買っていいんじゃないの?
言い訳はフンダンに出てくるのです。ほしいから。
そんな感じで一応5分くらい眺めてから購入いたしました。
やっぱり猫好き心をくすぐるということで、猫シリーズなんですかね。
猫シリーズも好きですが、一番好きなのは金魚シリーズなんですけど、ありませんでした。
いや、この「猫で当て字シリーズ」はかなり好きなので不満はございません。
国芳の描く猫(←おお、「描」と「猫」なんて似てるのだ!今更だけど…)って、ただただカワイイ感じではなく、ちょっとふてぶてしい感じもあるのが好きです。
共演しているタコもそうですが、ちょっとクールでお茶目な感じが勝手にしています。
こっちのフグとか目つき悪すぎですよね。
なんというふてぶてしさ。
いい…。
子どもの頃、こういうシリーズをみた時は「ふーん」としか思わなかったんですけど(情緒に欠けるヤツだったのか?)、大人になってみたら、こういうのをたくさん描いていた国芳がたまらなく好きなのです。
みて、「あはははっ」って思える絵が描きたいな~とか、思ってみたり。
と言っても、しばらくどっぷりと暗い気分の時には、描けないんですけど。
でも、暗い絵より明るい絵を描きたいな~と、暗くても独りよがりに暗いんじゃなくて、暗くともそれを冷静に受け止めている絵を描きたいな~と思うのであります。
自分の不幸に酔いしれているような感じのはイヤっていうか…。
国芳の絵って、どこか冷静な視線もあって、でも温かさも感じられて、すごく好きなのです。