クレマチスの丘のクレマチスガーデン・エリアにあるこちらにも行ってまいりました。
↓ 右手奥にあるのが、美術館の建物ですが、周辺にも作品が点在しております。
(あ、右手の日傘をさして歩いているのは、ふつうに鑑賞している人間のお客さんです。)
ジュリアーノ・ヴァンジさんは現代イタリア彫刻を代表する彫刻家として国際的な評価を得ている巨匠だそうですが、不勉強な私は存じ上げませんでした。でへっ。
屋外の常設作品はさまざまな人間像が、美術館内には女性像の他に習作デッサンも展示されていました。
デッサンはよくある(?)モデルさんをそのまま描いた風なのもあれば、完成させた彫刻作品を改めてデッサンしてみたの?って感じのものもあり、変わっていておもしろかったです。
彫刻は使用している素材が、色大理石、ブロンズ、ニッケル合金等さまざま。
全部人間像なのに、素材だけでなく表現方法もバリエーション豊かですごいな~って感じです。
ひたすら似たような作品ばかり追求される作家もいると思うのですが、そしてそれが悪いとは思いませんが、みる側の人間としては、やっぱりイロイロあるとたのしいな~って思ってしまうタチでございます。
なんつって、実は自分がイロイロな絵を描いちゃう言い訳か? いやいや、ソレとコレとは別です。
すごく説明的すぎるわけでもないけれど、「あ~こういう意味なのかな~? こんな感じなのかな~?」って鑑賞者がイロイロ想像できる余白があるような作品で、そこがステキだな~と思いました。
自分もそんなふうに、みる側が自由に想像できる、でも何も想像できないほど余白だらけってわけでもない…そんな匙加減の作品をつくりたいです。
あー、とにかく予想以上に、ヴァンジの作品、おもしろかったです。
皆さま、機会がありましたら是非!って気持ちです。
これから行く方に悪いので、屋外作品を撮った写真をのっけるのはやめておこう…と思います。
ホントは「これがすんごい気に入ったんですよう!」って作品をのせたい気持ちもあるんですが…こらえておきます。
代わりに(?)ガーデンの遠景で、作品もちらっと…。↓
そう、やはりここは庭もみどころだと思うのです。
だから、「晴れてるときに行きたいな~」と激しく思っていたわけでございます。
あ、でも小雨にしっとり濡れていても緑は生き生きとして素敵かもしれませんね…。
おお、こんなふうに考えるようになった自分がすんごいトシとった気が今、しました…。
一度読んだ本を何年か経って読み返すと、また違ったことに気づいたり異なる印象・感想をもったりするので、意外と本を読み返すのがすきなのですが、この美術館も、また時間をおいて訪れてみて、前回と違う感想を抱くことをたのしみたいな~とも思いました。
なんだかものすごく気に入ったようです…。
ああ、しあわせでした。
この後、翌週ほぼ一週間風邪で寝込んで時間を棒にふるような展開が待っていたと知る余地もないノウテンキな自分を思うとちょっと笑えますが。
でも、抗生物質パワーを摂取して2日半…喉の痛みが止まりましたので、もう大丈夫であります。明日からがんばり…いや、がんばりすぎてはぶり返すのが怖いので、じわじわと少しずつがんばりたいと思います。