食いしん坊の私は、小学校低学年くらいの頃「もりそばとざるそばの違い」について、ものすごくヤキモキと気になって仕方がないぜ、という日々を送っていました。
ちょうど、まめ(id:mame90)さんのところでもそれと似たような話題が…
ああ、みんなもこういうの、気になるのね…(^^)
一人じゃないぜ、少数派じゃないんだぜ♪ とちょっとうれしくなりました。
子どもの頃、両親は家の商売で非常に忙しかったため店屋物で食事をすませることも多く、そばを食べることも多かったので、この「もりそば・ざるそば問題」はとっても気にかかってしまったものと思われます。
最初は「海苔」のあるなしの違いなのかな?と思いました。
でも、その後、調べた結果、そうではなかった記憶があります。
どうやって調べたのか…家にあった国語辞典かな?と今も持っている「学研(!わ、ココにもgakken)の国語辞典」をみてみましたが…
「もりそば」 せいろに盛ったそば。しるをつけて食う。もり。
「ざるそば」 すのこを敷いた容器などにゆでたそばを盛り、焼きのりをふりかけたもの。つゆにつけて食べる。
うーん。
なんかもっとはっきりした違いがあったような記憶が~っ。
当時のワシはどうやって調べたんじゃい!(図書館か?)
と新たにモヤモヤしつつ、ネット検索です。
結論。
要するに、「もりそば」は江戸元禄の頃から「ぶっかけそば」(←しるがかかってるかけそば的な。そしてコレがまめさんが気にしていらした「かけそば」であると思われます)が流行って、それと区別するために“もってあってしるにつけて食べるから”「もりそば」、だとか。
で、「ざるそば」は江戸中期、深川洲崎(わ!下町!わりと実家方面!)の「伊勢屋」で、そばをざるに盛って出したのが始まりっぽいです。で、明治になってざるそばに海苔がかけられるようになったとか。
そうだ…なんかモヤモヤしていたのは、ざるそばを調べたら意外と地元付近が発祥だったからでした。
そして深川洲崎と言ったら…歌川広重の名所江戸百景「深川洲崎十万坪」(←上から鷲が飛んできてるヤツです)だな~とかどうでもよいことを思い出したのでした。
深川が今とは大違いな「自然しかないじゃん!」という光景だった時代から「もりそば」も「ざるそば」もあったかと思うと意味もなくニヤニヤしてきます。
あー、そばが食べたくなってきてしまいました。
(本当に単純!!!)
ま、エアなわとびすれば食べてもいいかしら…。いいことにしたいと思います。