じゆうちょう。

美術展やら食べた物やら気の向くままにかいてます。

知られざるミュシャ展(そごう美術館)

通りすがりにふらふらと立ち寄ってしまいました。

そごうのカードを持っていると入場無料になる券が送られてきちゃったりしてるのも影響してるのかもしれません。

いや、でもそれだけではなくて…。

 

いつだったか初めてミュシャの絵をみたとき(多分中学生の頃、三省堂書店の栞に採用されているのをもらった辺りの頃か…)、「ふーん、キレイだな」と思ったり、クラスに何人かは「だいすき!」とか「すごい!」とか興奮してる人がいたりとか、そのうち「この人の絵、全部同じっぽくない?」とか「なんかもう人体の描き方とかパターン化されてて、モデルをちゃんとみて描いてる感じじゃないし、絵のうまい漫画家っぽいよな」とか「もしかしてホントはそんなにデッサンうまくないの?だって…人体のココの部分、奥行きが全然ないけど…」とか思ったりするようになり(高校生の頃か…)、大学生になる頃にはめっきり興味をなくしていたミュシャでありましたが、何だかそんなグダグダしたことはまあよいではないか、多くの中学生くらい人々の心を結構な確率でつかむミュシャの絵を、何も考えずにみてみようではないか、というようなことをぼんやりと思って入ってみたのであります。

 

チラシ(裏)です。 ↓

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ココにも少し載っていますが、リトグラフだけでなく油彩や水彩、素描など、「画家ちっく」な絵もいくつかありました。まあ、ポスターの仕事をしてたら画家じゃない、とか個人的に考えてはおらんのですが。

話はそれますが、なんとなくロートレックは画家というイメージです(あ、皆さまもそう思っておるのでしょうか…)。ものすごくうまいなぁと思う油彩をみた日から…。

 

改めてチラシの左端の絵などをみますと、三省堂の栞をしみじみと思い出してなつかしくなってみたり。

比べるのはおこがましいので、単なる連想としてなのですが、かつて、さらさらっと描いた女性の絵や花の絵…美術科以外の人はすごくほめてくれたものよのう…と己の過去をなつかしんでみたり。

 

その右の上段にある絵、どこかで昔もみたような記憶があるのですが、このざっくりとした明暗の大きな付け方が素直にかっちょいいと思ってみたり。これ、ミュシャの中では珍しく構図として動きが大きく強くて非常に自分好みです。

 

でも、右端上の、わりと色数が多いカラフルなタイプの絵は…一番自分に馴染みのあるタイプ(左端のヤツ)と離れるせいか、なんだかしっくりきません。自分にとってのミュシャっぽくないというか。でも、こっちの感じが好きな人もいるんだろうなーとか。

現にチラシの表面にばーんと大きく載っていた絵は、こっちっぽいテイストの絵でした。

 

そして、終盤…チラシ裏の右下の油彩をみて(これ、初公開だそうなんで、初めてみたんだと思うんですけど…)、「やっぱりミュシャ…あんまり上手じゃないのかも…モデルの左肘の辺りが…なんかちょっとヘタな気がしちゃうよ…」と思ってみたり。多分、高校生の頃にも、違うミュシャの作品でそんなコトを感じたんだろうな、と勝手に納得してみたり。

でも、別にそんな些細な事はどうでもいいのかもね、と思ってみたり。

でも、やっぱりイチイチちょっとだけ気になっている、高校時代から意外と変化のない自分を確認してしまったり。

 

そんなことを思ったミュシャ展でした。

 

そして、この数日後、怒涛の美術館と画廊はしごデイを開催…(カイユボットほか)は、またそのうち書きたいと思いまする。