なんちゃって流写真術の宗家さまより、課題がでました。
「皆さんの身近にあるステキを写真に撮って
今年一年間の総括も兼ねてお礼を書いて下さい」
ですって~。わ~。
これを機に今年撮った写真をざっと全部見返してみました。
亡きiPhone4sで撮ったもの、新iPhone5cで撮ったもの、身の程知らずの一眼で…たまに思い出したように手にしたリコーのGX200で…。
おお、見事にあまり「身近なもの」を撮っていません。唯一の身近は「食べ物」だけ。
これが私の「身近にあるステキ」なの? うーん。ちょっと違うんだな~。
食いしん坊の私ですが、まぁ激しい食欲はトシと共にやや衰えつつあるものの、基本、必要だから食べています。空腹だと動けなくなってしまう体質なのでござる。
世界の食物事情を考えて基本食べすぎないように、健康のために栄養バランスもちょっとは考えて、己の幸せのためにそのとき食べたいと思うものを経済状態との兼ね合いを考えて食べています。
それは生活であって「ステキ」とかじゃない感じなんです。自分の中では。
ステキな生活を送られているなぁ、素敵だなぁと「はてな」でヨソ様のお写真をみて素直に感動尊敬憧れていたりもするのですが、そんな気持ちとは別のところで、「自分の生活はステキではなくてもいい」ような気持ちがあるみたいだな、と今回気がつきました。自分の生活は快適であればそれでいいかな~って感じでしょうか。
今ある写真ストックに「身近なステキ」がないんだし、なんか、身近にステキなモノはないかいな?とイロイロ考えてみました。
特にないです。がーん。
青い鳥はすぐそばにいるんではなかったのか…?
近すぎてなかなか気がつかないものなのね、って話でしたっけ。
鉄郎が999に乗って機械の体を求めメーテルと旅するが如く?
とりあえず、今年、一番時間をさいてやりたいと思ってしたことはなんだったっけ?と考えてみたら、今年は、結構たくさん絵を描いたなぁと思いました。
そんなわけで、ちょっと絵の具達をiPhone5cで撮ってみました。
誰も求めていないと思いますが、勝手に説明します。
左手手前が油絵の具、下の水色の箱にも入っています。その奥のベージュの箱の中も油絵の具。その上の透明のケースは2つともアクリル絵の具です。
右手の筆は全部アクリル用。油彩用の筆は隠されているので写っていません。
中央の黄色いバケツはなんでそんな汚いんだって話がありますが、透明水彩と違って、アクリル絵の具はガンガン乾くのでどうしてもヨゴレが落ちにくいのであります。って、言い訳です。キレイに使う人もいます。私が雑だから汚いのです。
バケツにささっているのは水彩色鉛筆です。下描きに使ったりします。
その手前にある木の板は、かまぼこの板ではありません。額を作るために買った角材のあまりです。大きな絵を描く時で、大作用のキャンバスにのせるのが面倒な時、キャンバスの下において、床に敷いた新聞紙とキャンバスの絵の具がくっつかないようにしています。
その右にあるマスキングテープは…あまり正しい用途では使っていません。マスキングテープを張ってぴっちりとまっすぐな線で塗り分ける…って、面倒でめったにやりません。大きな絵を描いている場合、使い出すとすごい量が必要になるし、張ったり剥がしたりが面倒くさいです。下描きの時点で定規で線を引いておいてはみ出さないように塗る方がラクなんです。自分の場合。
その奥の水差し、相当長年使っています。安いくせにへたらないステキな商品です。あ!「ステキ」って出てきた!!そうだ。この水差し、よく働いてます。ステキだ…。
その右手前の霧吹き。こんな乾燥して寒い季節に、ふさわしい季節ではないのに事情によってキャンバスを張りたい時、キャンバスの裏からガンガン水をかけてしめらせます。そんでもって木枠やパネルに張って、乾燥を待てばキャンバスがパン!とキレイに張れるわけです。ステキだ…。ああ、これもステキでした。しかも100円!ステキ過ぎます。
その奥の白っぽい3重のも水入れです。デッサン会で「今日は水彩で描きたいな」って時とかに持って行くのに便利です。水入れは口が1つでは筆が汚れて画面が汚れるんでね。マメに水をとりかえたくないモノグサな私には3口必要なので持ち運び型としてはこういうのが好きです。ま、旅先にもっていくにはちょっとだけ場所をとるので、またちょっと変わるんですが。
その左の青いフタは…買ったまま使っていないアクリル絵の具用筆洗液です。マズい所を汚した時に使おうかな、と思って買ってあります。が、大抵汚したことになかなか気づかない困った人間です。
あ、そういえば油絵の具もアクリル絵の具も厳選しまくって揃えてある、ものすごい好きな色だけが並んでいます。ステキの詰め合わせのようなモノと言えましょう。特に油絵の具は…話が長くなるので今日はもうやめます…。つーか、ここまでも長すぎです。
やっぱり自分の身近にあるステキなモノは画材しかないように思えます。
並んだ12本のステッドラーの鉛筆をみるだけでも相当幸せな気持ちになります。
御礼を書かないと。
ありがとう、画材たちよ。これからもよろしくね。次こそもっと素晴らしいのを描くから待っていてくれ。