じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

川瀬巴水展-郷愁の日本風景(千葉市美術館)

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川瀬巴水さんの作品を初めてみたのは、2012年末頃、横浜美術館でやっていた「はじまりは国芳展」でした。( http://strawberry-parfait.hatenadiary.jp/entry/2012/12/26/152445 )

 

すごく気に入って画集ほしい!と興奮して、ミュージアムショップにあった画集は思いの外重くて高くて「ちょっと保留」としたまま月日が流れていました。

 

流れちゃっててよかったです。

今回の展覧会でたくさんの作品をナマでみれて、横浜美術館でみつけた画集の3分の1くらいの値段の図録もゲットして、カミサマありがとう!って感じです。

 

川瀬さんが生きたのは1883~1957年、戦時中は無理でしたが国内をたくさん旅してスケッチをして版画を作成しています。

当時にしても「懐かしい日本の風景」というテイスト。

それにひかれる年代なのか、会場には自分よりぐっと年齢層が高い人々で混み合っていました。

 

川瀬さんの選ぶ風景は、有名どころの場所もあればそうでない場所もあり、たとえ名所でも「いかにもな絵ハガキみたいな構図」ではないところが好ましいと思っちゃいました。

コビてない!って感じでしょーか。かっちょよい。

 

スケッチや水彩画も結構展示してくれていたのですが、やっぱりこの人は版画がよいと感じました。

 

紆余曲折あって27歳でやっと鏑木清方に弟子入りして日本画を描いていたのに、35歳で伊東深水の「近江八景」をみて感激して木版画始めちゃったそうですが、なるほど仕方なかろう、って感じです。

だって巴水さん、木版画、すっごくいいんですもの。もう、どこがとかどんなふうにいいとか言いようがないというか。

 

まあ、とにかく、本当に素敵。

うっとり。

 

こんなに素晴らしい作品をたくさん残してくれた作家を一昨年まで知らずにいたことを非常に恥ずかしいと思いました。

でも、もう知ってるから、ま、いっか。知らないままで死ななくてよかったです。

 

この後、展覧会は全国各地を回るそうですがデパートのギャラリーとかは全部展示しきれるのかなぁ?とちょっと心配になり、初めて千葉市美術館まで足を伸ばして行ってみたのでした。

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スケッチ旅行したくなっちゃいました。

は~。

 

 

 

(関係ない話)

我がPC動きませぬ。

iPhoneからだと、ヨソ様のところのコメントにスターが付けられず七転八倒、等の展開を迎えております。(/ _ ; )

PC購入検討中です。

でもジョブズおじさん亡き後、Macにする気持ちが盛り上がってきません。

日本を応援!という方向性で考えようか…頭混乱中でござりまする。