じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

やや不本意な雪の日。

悪天候の日は用がないなら自宅にこもるのがよろしい、と思っています。

が、不本意ながら先週末は大雪の東京までy-hamaから行ってきました…。

 

午前中はまだ大して積もっていない東京駅前の図 ↓

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でも、用事は終わるのは大体5時すぎ。

ずっと降り続くという予報だったので、その頃東京ーy-hama間を走るJR(東海道横須賀線京浜東北線)と京急と東横のすべてが止まったら帰宅できませぬ。

でも、多分…最終的にものすごく根性のある京急がのろのろ運転でそれくらいの時間帯までは頑張ってくれるような予感をもっていました。

 

ま、全部、止まっちゃったら、今日の用事がある駅から地下鉄をちょっと乗れば着く実家に向かえばいいだけなんですけどね。地下鉄はまず止まらないし。

でも「こんな大雪の日に出歩いて!」って母親が怒鳴り散らすと思うので、非常に実家には帰りたくはないわけです。

 

あんまり賭けにはのらないタイプなので、この日は出かけたくはありませんでした。

なのに…

前日に我が恩師よりメールと電話攻撃をくらいました。

「明日のデッサン会、会場準備とかモデルさんの支払いをお願いします。私はインフルエンザになってしまい明日は家から出れません」だって。

 

「先生、こんな大雪の時はデッサン会、休むのがフツウじゃないのかな?」と頭の中でつぶやきました。

いや、先生はやりたいんだな。

だってあの3年前の3月11日の次の日もやったものね。

私は3日後くらいに搬出予定の大きな絵が描き終えていなかったから、その時のデッサン会は休んだけれど…。

わかりましたよ。今回は行きますよ。

 

朝、先生から電話が鳴った時、一瞬「お!やっぱり中止にするの?」なんて思った私はまだまだ修行が足りません。

「あのね、モデルさんは来れるって確認したから。あと、もしも部屋に鍵がかかってたらね…」と補足説明が始まりました。

熱も下がったという先生は、前日の電話よりは元気なお声。

わかった、たとえ参加者が私一人でも、ちゃんと2時間びっちりモデルさんを描いてくるよ。

 

正直、悪天候の中の外出って極力控えるのが世のため人のためな気がしてるんだけれど、まあ、限りある人生、一枚でも多くモデルさんを描く機会は大切にしたいし。

 

それに先生がそこまでデッサン会を休まないことに頑張る理由はよくわからないけれど、先生が望むことを手伝える時はできる範囲で極力手伝いたいと思っておるのですもの。

だって先生は本当に私が困って相談した時には、実際に骨身を削って助けてくれた事が何度もあったから。

 

ま、でもいっそ、モデルさんが交通事情で来れなくなって、デッサン会中止になってさっさと無事帰る、って展開でも別にいいんですけどね…。とか思いつつ、すんごく早めに会場に着きました。

節電で建物全体のエアコンの温度設定が低めにコントロールされているので、極力早くエアコンと追加のストーブ2台のスイッチを入れて少しでも部屋をあたためないとね!

先生は「今日は男性モデルだからそんなに“寒いよう!”って苦情は出ないと思うけど…」と言っていましたが、意外と若い冷え性男子いますからね。近いところでデッサン会の仲間にも。

 

デッサン会の参加者はワシを含め5名でした。(通常20~30人くらい)

キトクな人は多いものです! 

 

モデルさんも10分遅れたものの無事到着。

すごく礼儀正しくて、奇をてらうわけでもなく工夫したポーズをとってくれて(基本、ポーズはモデルさんにおまかせで、7~8ポーズとってもらってます)、すごく雰囲気のあるよいモデルさんでした。

男性ながら、なんだかバルテュスの絵のモデルになりそうな空気のある人だなぁと思ったりしつつ、あっという間に2時間たってしまいました。

 

大慌てで会場の片づけをして、いつもの呑み会は諦めて駅へ向かいました。

 

京急線は私の期待を裏切ることなく動いていました。JRも東横線もがんばっていた様子。

なんだか前回のしっかりした雪の時よりも各社、成長しているように思えました。

すごい…ありがとう、電車会社さん達…。

 

超のろのろ運転でしたが座っていられたし、楽しみにしてる本も持っていたし、空腹が襲うことも予期してこちら(↓)も用意しておいたし、平和にy-hamaへ戻れました。

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↑ こんな時、1粒が長持ちするカンロ飴は本当に助かります。

そして、初めて食べた、この期間限定のダース[ガナシュ]うまっ!

コーヒーのみた~い!って感じです。

 

y-hama駅に着いてから、何ルートも帰宅方法があるのですが、なぜかオットが「ねーねー、〇〇スーパー行こうよ~」とか言い出したので、たまに乗る系統のバスに乗って「やってんのかいな?」と思いながら家のまーまー近くのスーパーへ。

 

やってました。お客さん、ほぼいませんでしたが。

もちろん、いろんなモノが半額に。

おいしそうなお刺身とかローストビーフとかごちゃごちゃ買って、雪道をガシガシと歩きました。

 

オットがいつの間にか首にかけていた立派なコンデジを手に楽しそうにバシャバシャと雪景色を撮りだしました。

そーか、コヤツ、最初「バス停まで迎えに行ってあげるよ」とか言ってたけど…「いや、別に来なくても私、すごく雪が積もってても歩いて帰れるような装備で来ていますけど?」と思ったけれど…、ようは雪の中、お出かけしたかったのね!

 

負けずにガンガン、iPhoneで私も周りを撮りながら帰りました。

いつもは、はてなの皆さまから見せていただくばかりの雪の景色。

これだけちゃんと雪が積もった様子をみるのは昔仕事で行ったスキー場以外はほぼ初めてなのです。

葉っぱとかにはこんなふうに雪が積もるものなのね…と思ってみたり。↓

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しかし、こんな大雪の日、仕事でもないのに「出かけてくる」という私に「止めた方が…」とか「デッサン会の準備は他の人に代わってもらえないの?」なんて言い出さないオット、いい人だな、と思いました。

 

仕事ではないけれど、絵の恩師から「代理を頼む」と言われたのだから、そこは行くべき、と考えるタイプなんですな。

それにいざ電車が止まっちゃっても、それならそれでちゃんと私は行動できるという事も信頼してくれておるのでしょう。ホントに困ったら実家があるしね…。

 

スーパーで適当に調達した晩御飯はすんごいおいしかったです。

ついついこんなのあけちゃって…。↓

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これまたおいしくて、くいくい呑んじゃいました。

 

ちょっと調子にのりすぎたことを反省しながら起きた翌朝、リビングに行ったらオット作の雪だるまが完成していました。↓

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↑ ぐ。顔がかわええ…。

そう、オットは私よりもかわいいのを描いたり作ったりするのが得意…。くっ…。

 

この口惜しさは、近所の雪かきに参加し大活躍したことではらしました。

町内会くみちょうとして、がんばりましたよ!