見そびれたターナーを見に神戸に行きたいと呟いたら、友人Mちゃんが「なら有馬温泉に泊まろう」と言ったので間髪入れずに「うん」と言いました。
有馬温泉、結構高級って知らなかったんですものー。
でも、Mちゃんが「いいトコ泊まろう」って言うのは結構珍しい。彼女がそう言うってことはその料金を出しても惜しくないくらいの中身である。Mちゃんはうんと国内旅行好きでその手の知識も豊富。そして何事においてもムダ金は一切使わない。いろんなものに関して見る目がとてもある。
だからよいのだ。Mちゃんの提案に従ってよい、と私の野生のカンが言っていた。
電車は赤とクリーム色。ちなみにMちゃんは軽い鉄子。でもクールなタイプなので、特にこの車体には大きなリアクションはしてなかった。ツボが違ったのか…。
駅前のローソンは少し地味目。こういういつもと違うコンビニを眺めるのが何やら好きです。旅行きた!って感じだからでしょうか。
何だか町並み(?)がステキ。
でも、お店を覗く前に何よりも先に、蕎麦屋へ。塩をつけて食べます。
昼食を蕎麦にしたのは、「お夕飯が豪華なことがウリの旅館だから!」とMちゃんが7回くらい言っていたからです。
で、外湯一つめ。銀の湯へ。
銀色? 透明なお湯でした。
とりあえず前日から痛んでいた両足のスネをもみまくりました。
えーと、1週間くらいいつものようなたっぷり歩く生活を休んでいた末に、スニーカー以外の靴で銀座をたくさん徘徊、たまににダッシュ、てなことをしていたら…珍しくヘンな痛みが…。もうアップなしにダッシュしちゃいけない体になってしまっていたのですね…。人はみな等しく老化していくことを忘れてはいけませんね。
もう一つの外湯、金の湯はベネチアンレッドって感じの色でした。
「金赤」って色の名前もあるから、金の湯なのかしら???考えすぎか。
ええ、ここでもスネをもみまくりました。
途中「はっ!もみ返しとかくるか!?」と恐ろしくなり休止。
肉離れ一周年を前にふくらはぎもたっぷりもみました。
若い人も年配の方もイロイロいました。神戸からすぐですものね。
お宿をとるのも大変だったくらい今も人気。
日本書紀にのってるし、枕草子でも言及されてるらしいのに、今も人気。すごすぎる。
この看板がかわいくてMちゃんと吸い寄せられて入る。↓
で、二人ともちょっと興奮しながら友達や自分のお土産を買いまくる。
あ、床の絵の具は気にしないで下さい…。
美肌ミストなんて普段買わないのに亀マークにのせられて買いました。美肌になってやろうじゃありませんか。(鼻息)
とんぼ玉のお店は中に入って吟味したものの購入に至らず。↓
でも「帯留めに…」なんて説明があるものを見つけて、「ああ着物デビューしていればどれを買うべきか判断がついたのに…えーん、okkoさ~ん(id:okko326)」なんて事を心の中でわめいてみたり。
隣のステキ気な靴屋にも吸い寄せられてみたり。
Mちゃんはかなり真剣にセール品になったブーツをお試ししていましたが、断念。私はカバンを嘗め回すように眺めた末に断念。
イロイロ譲れない条件というものがあるものです。
お宿に戻っても更に温泉。またふくらはぎもみました。
そしてお夕食タイム~。
全部を載せるのもなんですので…一番興奮したヤツを。
神戸牛~。
「鉄板焼きと蒸籠蒸しとしゃぶしゃぶから選ぶようになってたんだけど、勝手に鉄板焼き選んどいたから」とMちゃん。
うん。当然だよ。Mちゃん、ここは鉄板焼きだよ。
「ああ!肉って!肉って旨い!!!」と思いました。(なんて当たり前な文章なんだ…)
で、この後、また温泉に向かいました。
私はこの日4回目、朝風呂派のMちゃん、5回目。
なんか原作のサザエさんで何回も温泉はいってるネタがあったなぁ…どんなんだっけ?うーん。うーん。ああ…やっぱり改めまして全巻買うべきじゃない?我がバイブルの一つ、人生初めて読んだマンガ「サザエさん」…なんてことを考えながら、ホテルのバーで風呂上がりに水割り。しかもおかわり。とてもおいしい…。
ああ…やっぱり中身はもう立派なオッサンになってしまったようです…私たち…。
でもまあ、この幸せな思い出を胸に当分ナニゴトもがんばります。
だからこの贅沢をお許し下さい、えーと温泉のカミサマ。
慣れない贅沢で漠然とした対象に祈る貧乏性(?)のワシ。