じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

アンディ・ウォーホル展:永遠の15分(森美術館)

全然行くつもりではなかったくせに、終了直前、すべりこみで行って参りました。

終了間際の平日だけどGWということで覚悟していた通りに混んでました。

でも、「全然みれないよう!」というほどでもなく。

 

(あ、今日も失礼な発言が混じってしまいそうです。ムカついたら、このページを閉じて下さい。(おじぎ))

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↑ 顔(←左上)こわい…と、ちょっと子供の頃は思っていました。

この銀髪はカツラだったんですって。地毛だと思ってました。

意外と保守的?ちがうか。ロッカーじゃないからいいのか。カツラの方が商売に徹してる感じでよりウォーホルっぽいのかもしれないと思いました。

 

↑ モンローの作品とかは自分が生まれる前の作品だし、モンロー自体がこの作品で知った昔の人というイメージで、ウォーホールも同時代の人という印象がありません。(ホントは生きてる時代かぶってるのに…)

とりあえず、モンローとかキャンベルスープ(↓)とかのイメージの人で「シルクスクリーン(←って一応ちょっとやったことあるんですが)?…ふーん」っていう印象の人でした(過去形)。

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でも、ちょっとだけ、↓ こういう「ちょっと手を入れました」っぽい作品は好きでして。

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(ところで、こういう素敵な元の作品を使ったユニクロのTシャツはどうしてああも今一つな仕上がりのモノが多いのでしょうか。安いから? もっとかっちょいいTシャツにできると思うんだけれど…。そうしてほしいんだけれど…。ぬう…。)

 

で、まあ……天下を巡ってきた無料券が私のところにやってきて、「ウォーホルかぁ。どっちでもいいんだけどなぁ。森美術館かぁ。まぁ1階下の周りの見晴らしよいスペースでくつろぐのは好きだけど…」とか後ろ向きに生意気な事を一瞬考えたのですが、「いや、待て。okkoさん(id:okko326)がウォーホル展行ってたぞ。okkoさんが“好き”っておっしゃるもの、わりと自分も好きだぞ。これは念のため、みにいくべき!?」と思いついて、慌てて(?)その券をいただきました。

 

そしたらば、こういう…↓

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ドローイング作品がたくさん展示されておりまして。

これらがとってもよかったです。素敵。おっしゃれ。

↑ この猫はまぁまぁかもですが…、すごくいいのがいっぱいありました。

 

ウォーホル、ドローイングうまい(←偉そうすぎるっ)。ドローイング素敵。

“だから”あの「ちょっと手を入れました」っぽい花のシリーズみたいなのは自分も好きなんだな、と納得いたしました。

ウォーホルが選び取る線とか、画面構成のセンスとかは結構好きなのだな、と思ったり。

 

で、まぁ「ウォーホルって結構絵が上手なんだな」なんて非常に失礼なことを思ったり。

さらに、先日行ったバルテュスは「やっぱりあんまり絵うまくはないよなぁ…。一目ぼれした時に描いたっていう節子夫人のデッサンもちょっとマヌケな感じがしたもの…」(←超絶失礼ですね。本当にすみません)とか改めて思ってしまったり。

 

そう…自分はすっごく単純で、「上手だな、素敵だな」と思うデッサンやドローイングを描ける人の作品が好きという傾向があるようで、「わ、ヘタ、まぬけ…」と思うデッサンを描く人の作品は好きなことが少ないみたいだなというコトが徐々にわかってまいりました。

でも、別にそれが正しい見方や評価ではないんだろうなと思います。

いや、作品の見方は各自自由でいいんだと思うのですが。

って作品の評価も所詮、人それぞれってことになっちゃうのかもしれませんが。

 

自分が結構それなりに尊敬している絵の先生は…デッサン下手な人(←究極な例として夏目漱石とか!)の作品も「いい」ってよく言うんですよね。なんか先生の方が「心広いの?」って感じがなんとなくしてみたり。(あ、先生はデッサン上手です。)

(まぁ、漱石さんはあの“ヘタだけど素直に一所懸命描いている姿勢”に好感を強くもって「いい」って先生は言うのかしら?って気もするんですが…。でも、そんな“姿勢”を評価の基準の大きいところに入れちゃうなんて、「先生」としてすばらしいような気もします。)

 

とりあえず、ウォーホルの“いい”ドローイングをたくさんみることが出来たので行ってよかったです。

会場内で心の中で密かにokkoさんにお礼を言いました。改めまして…

ありがとうございます!okkoさん(id:okko326)(おじぎ)

 

ところで森美術館、昔は一つ下の階、ほとんど一周ぐるっと歩き回れて高層からの眺めを楽しめたような気がしたんですが…、がっつりと仕切りが出来ていて、結構な料金を払わないと入れませんよというシステムになっていました。

昼間久々に行ったから、いつからこうだったのかナゾですが、世知辛い世の中だのう…と悲しくなりまして…。

 

がっくりと首を落としていた私を同行していた友人Mちゃんが、ちょっと歩いた先にあるおいしくて高くないイタリアンレストランに連れて行ってくれました。↓

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↑ ちゃんと野菜も食べました。いやランチコースについてただけなんですけど。

↓ これはMちゃんの。ちょっともらいました。旨。

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↓ こっちは私の。ちょっとMちゃんにあげました。旨っ。

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↓ カプチーノとデザートもついてきちゃった。

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おいしかったです。

めでたしめでたし。

(って、同じ日に「黒部と槍」展にも行ったんですけどね~。)