駿河で朝からお風呂に使って、富士山をチラ見した後、身延山(山梨県)久遠寺へ行ってきました。
駐車場から謎の箱にのります。(エレベーター扱いらしいです)
サービスいいですねぇ。お年寄りもらくちんです。
久遠寺。↓ 大きすぎてうまく撮れませんでした…。
↑ 日蓮宗の総本山だそうですが、うちは日蓮宗ではありませぬ。
でもギフの仲良しのお友達が身延にいるので、しょっちゅう「身延が~♪ 身延で~♪」と楽しげに単語を聞いていたため、ちょっと寄ってみたくなった単純な私とオットです。
五重塔もうまく撮れませんで恐縮です。↓
とりあえず、朝から風呂でのんびりしすぎたためにさっさとロープウェイに乗りました。
全長1665m、高低差763mだそうです。ピンときていません。
眺めはこんなです。↓ 晴れてたらもっとよさそうです。
ロープウェイの券を買う時に「また片道にして下りは歩く?2時間か2時間半のルートがあるって」なんて会話だったので、『空腹でたくさん歩くとかムリ!』と思い、「とにかくまずご飯を食べたい!」と強く主張してお食事処へ入りました。
↑ 湯葉丼です。美味しい…。
あ、お参りもしました。
さて、下りの道は2種類…。
我々は「少し早く着くけど“急勾配”って書いてある2時間コース」を選びました。
いきなり急な坂道です。小石が一面にあってゴロゴロずるずる。
歩きづらいぜ…ちっ…とか思っていたら、しばらくして小学校高学年の女子一名が下からやってきました。
「こんにちは~」
おお、そちらから挨拶をするとは見上げた小学生じゃのう…と思いつつ挨拶を返し、先を見ると離れたところに両親らしき二人。
そちらにこちらから挨拶をしてみると…なぜか無言。
近づいたら、二人はものすごい荒い息をしていました。
立ち止まり励ます子ども。
偉いな…がんばれ…ゴールはもうすぐだぜ…と子ども側に無言で念を送りました。
景色はほとんど杉ばかり。
しかもやたらと切り倒されている。
「自分で持ち帰るって言ったらタダでもらえるのかなぁ」とか不気味なことを言いだすオット。
え?一緒に運ぶの?ムリムリ。いやだよう…。と思いつつ、「さあ」と一言。
あ、杉以外もちょっとはありました。
きみどり…好きです。
あと謎の実とか。
謎の花とか。
謎の実その2とか。
ハートとか。
↑ 結構でかい石だったのに、オットはちょっと持って帰りたそうでした。
「無理。ムリだよ」と言ってみたら、どうにかして割ろうと試みるオット。
「いや、無理。ムリだよ」
しばらくして諦めました。ほっ…。
謎のロケット?
いや、違いました。
↑ もう疲れて曲がってます。すみません。
予定通り2時間で下り切って、久遠寺の横の建物もちょろっと見ました。
お賽銭箱がなんだか立派に見えました。
ここでショックなことが…。
歩いている途中から、ふくらはぎを中心に足が筋肉痛になってしまいました。
がーーーーん。
いくら急な角度とはいえ、たかが坂道を降りただけで筋肉痛になるなんて…今までの人生ではありえなかったよ! だって、坂道の上り下りは結構得意だったんだ…学生時代通学で鍛えていたから…。って、何年前の話だよ!
老化?これが老化? どんだけ筋肉量が落ちてしまったのだワシよ!!
確かにこの3年、めっきり運動量を減らしているので昔のように身軽に動けない。
それがどうにも不服で実は今月頭に筋トレの本を買って、毎日ちょっとだけやっている。
続けているとバレエのレッスンに行くたびにじわじわと筋肉がついてきているのがわかる。
たくさん運動をしていた時代の自分の体の感覚に近づいてきているのがわかる。
3年以上前の自分と先月まで自分はとんでもなく筋肉量が違うんだろうなってことが実感できる。そのギャップがわかって愕然とする。とほほな感じ。
踊るための筋肉だけじゃなくて、坂を下るための筋肉も消え去っていたんですね…。くーっ。
翌日も丸一日激しい筋肉痛でどんよりとしていました。
「翌日に筋肉痛になるなんて若々しくていいじゃない」というオット。
違うよ。それは若さの証明じゃないんだよ。適度に運動してる人にはすぐに筋肉痛がくるものなんだよ…。
とりあえず必死に足をもみまくりました。
だが、翌日もふくらはぎその他わずかな箇所の筋肉痛は消えず…「ああ…今日のトウシューズはやめておく? 家に置いていく? でも今、週に一度しかトウシューズのレッスンに出てないんだから、今日はかないと2週間あいちゃうよ」と逡巡の末、「少しだけ履いて後は脱ぎますってレッスン前に先生にお断りして履くか」と決断して持ってバレエのレッスンへ出かけました。
レッスン最初の足先をほぐすストレッチの時点で激痛。恐る恐るバーレッスンを受けましたが、バーレッスンが終わった時には筋肉痛は消えました。
動かすと筋肉痛がおさまるってホントなんですね。
結局いつも通り、トウシューズのレッスンも最後までトウシューズのまま無事受け終わりましたでございます。
しかし久々の筋肉痛でココロに衝撃を受けた私であります。
基本、老化は受け入れる覚悟なんですが、あまり動けなくなって生命の危機を感じる時に逃げられないのとかはイヤ…。
ピーク時の体力をずっと維持し続けたいとは思いませんが、そこそこに安心して生きていられる体力は保持したいのであります。
筋肉痛ツライ…とか暗い顔をしている私にむかって、
「山を下りた後に温泉がよかったね」とオット。
そうだよ! そのとおりだよ!
こすももさん(id:jandy1969)が登山の後に温泉に行く流れが正しいんだよ!と叫びたい気持ちでした。