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じゆうちょう。

美術展やら食べた物やら気の向くままにかいてます。

ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎(上野の森美術館)

浮世絵って小さいし、画集でみてもサイズに大差ない感じだし、マチエール(←絵肌のことです。ざらざらした感じとか)があるわけでもないので、どうしても絶対美術館でみなければ、という気合が実はあまりないのであります。

 

しかも北斎、何度もみたことあるしな。どうしようかな、とか思いつつ、たまに行く新宿のチケット屋で安い券を発見したので「これも御縁かしら」と行ってきました。

ま、ボストンっていいヤツ持ってるんだろうなぁという勘もあったので。

 

勘は当たったような気がします。

よかったです。多分保存状態もとてもよい。いや、そうだろうと思っていましたが。

 

メジャーな富嶽三十六景以外にも初期のものとか美人画とか花鳥を描いたものとか、今まであまりじっくりみたことないタイプのモノもふんだんにあり見ごたえがありました。

でも…「やっぱ富嶽三十六景ってイイんだな!」って強く思いました。

 

本当に様々な場面そして構図で描かれているけれど、必ずどこかに富士山がある。(あたりまえだ!)

「あ、この絵の中ではココにある!」「おお、こんなところにこんなふうに入れたのか!」とかイチイチ思う。富士山のサイズも本当にマチマチで絵全体としても多様。

たのしい。超たのしい。

 

単純に富士山探しをしているような喜びもある。次の絵はどこに富士山があるのかな?って感じで。

で、やっぱり富士山という主役があるってところが本当に絵がしまるんだなぁって至極あたりまえのことをしみじみと感じました。

 

その後に続く「諸国瀧廻り」も本当に素晴らしかったんですが、どうもしばらくの間「あれ?富士山はどこ?」って目が探してしまった。違うシリーズだってわかっているのに。

この瀧のシリーズも改めてみると本当に素敵。

でも、富士山のシリーズの方が興奮するんだなぁ。

 

北斎ってものすごく巧いから評価が高いのかと思っていたんですが、やっぱり「富嶽三十六景」がとてつもなく魅力的だから人気があるってことなのかなぁと思いました。

 

富士山は現代でも東京や神奈川からも場所によっては見えるわけですが、そして神奈川出身のオットは妙に大好きなわけですが、正直私はその魅力がよくわかりませんでした。近頃「ちょっといいかな?」って思い始めたくらい。

温泉のために丹沢や駿河健康ランド)に行くようになって、そこからみかけるようになってじわじわと愛着が出てきたくらい。

あと、はてなでポムさん(id:fujiyama_ponkiti)がいつもすっごく綺麗な富士山をみせて下さっているので、その美しさに目覚め始めたというのが一番大きなきっかけかもです。

 

でも、今回「富嶽三十六景」をみて…相当富士山が好きになってきました。

 

ちなみに、富士山が赤いヤツ、てっきり赤富士とかってタイトルだと勝手に思い込んでいたのですが、

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違いました。凱風快晴ですって…。チラシからのボケボケ写真ですみません。

 

瀧廻りシリーズで一番気に入った構図。↓

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くー、かっけえ。

 

そしてですね、北斎の娘、応為の作品もありました!!!

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ぐへー。超絶いいです。(写真、ボケボケですみません。)

この一枚のために足を運んだんだったかしら?と思うくらい、テンション上がりました。(あれ?富士山にいたく感動したのではなかったのか?)

確かに「美人画においては北斎よりも長けている」と言われていたらしいというのも納得でござりまする、という気持ちになりました。

 

ちょうど杉浦日向子のマンガ「百日紅」(←応為が主人公)を読んでいる途中にみたので感激もヒトシオだったのであります。

 

と、大興奮のうちに神保町方面へ移動して、輪島直送の海鮮丼に興奮、↓

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浮かれ足のまま、竹橋方面へ向かいました。

そう、近代美術館の春草をみに行ったのであります。

そちらは明日に続きます。(たぶん…)