とうとう若冲展に行ってきた。
随分前から若冲展があることはokkoさん(id:okko326)から伺って知っていたし知った瞬間は絶対行くなと思ったしできればokkoさんと御一緒に行きたいと思っていた。
色々な事情でその希望は叶わず、会期の終盤がみえてきてもなかなか行けずにいた。
ツイッターで混雑状況をみると、日中行くのは殺人的。夕方の方が待ち時間が短そう。
結構悩み続けた末、急に時間がとれた日の朝、勢いで行ってきた。
8:50到着。チケット購入までは5分待ち。
この日は65歳以上が無料の日だったので通常の平日よりも更に少し混んでいたかも。
外の木陰や日向で並ぶこと約2時間。
熱かったので日傘の貸し出しに歩くスタッフの方は、「暑い方は上着を1枚御脱ぎ下さい」なんて親切な声までかけていた。給水所もある。
なんだか「学校」っぽい。
となりのマダムがわざわざ日傘をさしかけて下さったりしたので、いや~そんなに暑くないけど…と思いつつ御礼を言って、思いたって持ってた手拭を頭にかぶせて日をよけながら文庫本を読み続けた。
鮮やかに輝く緑の下、さわやかな風が吹き抜けている公園で読書。
大変きもちよい。
行き慣れた美術館の中でも30分強の行列。
暑い。
そう、東京都美術館てあんまりエアコンいれないんだよね。毎年真夏に行くけど毎度汗だく。
これだけ客を呼べる展示を近年ちょくちょくやって儲けているだろうに、エアコンをちゃんと入れない。どういうポリシーなのか本当に理解に苦しむ。
って、なんか行列描写ばかりで恐縮です。
展示、ええ、そらよかったですよう。
ま、人は多かったけれど、老人が多いせいか自分より小柄な人ばかりだったので人の頭の隙間からひょいひょいと覗きみる感じに、少しでも空いてる作品を選んで細かく動き回ってさくさくとみてしまった。
一点一点じっくりみる方がよりよいとは思うのだけれど、今の自分の生活や体調を考えて体力を使う鑑賞方法は避けた。
図録と手ぬぐいを買ってきました。手ぬぐいはこみちさん(id:kazenokomichi)とおそろいでござる。
初めて若冲に強くひかれたのは、2012年秋に相国寺でみたモノクロの作品で、当時は若冲のカラーの猛烈な描写力については強烈すぎて腰が引けるという感覚を持っていたのだけれど、今年に入ったあたりからは何だかこのカラーの物凄さを素直を受け止められるようになってきた。
だから多分、去年みたとしたらここまで「いい」って思わなかったんだろうなと思う。
どんなタイミングでみるか、ってところでも作品から受けるものって違うよなぁとしみじみと思った。
それにしても、カラーだろうがモノクロだろうが、やっぱり若冲の構図・バランス、ものすごく好きだ。
これからも繰り返し今回の図録をみるだろうと思い図録の重みに耐えながら、もう一カ所の目的の美術館へ向かった。
(おまけ)
先月から「もっと買いに行きたいのに!」と思いながら、忙しさと体調不良でまだ一度しか買えてなかった「いいとこどりパック」をこの日買った。
ビールと共にがつがつ喰う。美味い。
え?なんでそんなに買いたかったかって?
だって、V6の三宅さんとタッキーがCMをしているからですよ。
「健タッキー」として。
長年の三宅さんの野望が、今回の滝沢歌舞伎の会見でさりげなく(?)本人がアピールした「おいしい関係」の一言でCM実現…おお、すばらしい。よかったね、三宅さん(涙)
ということで、ファンとしては買いまくってあげたい気持ちだったのでございます。