ホックニー好きなので先週末、傘を差しながら行ってきた。
版画美術館、久々すぎて町田駅からの道程も周囲や館内の様子も忘却の彼方。
雨にけぶる色づき始めた樹々がみえる様子が何やらステキげ。
天気が悪いせいか、平日のせいか、館内はとても空いていた。
やったー♪
と思ったのも束の間。
凄く好いているのに、ずーーーーーっとしゃべり続ける4人の中年(初老?)男女に遭遇。ぐへー。
小声ならしゃべり続けていいと思っとるんかい!!
〇〇!!(←あーーーーーこんなこと、思ってはいけないのだ。)
しかも話している内容が、特に今すぐ話すほどのことではない。
耐え切れず、みる順序を入れ替えてその集団と極力距離をとったりしてみて回る。
このワシのものすごく不自然な動きにもまったく気づかない鈍感な4人組。
せめてもう少し混み合っていれば話し声はココまで気にならなかったかもしれぬ。
それはともかく。
ホックニーよかった。
自分が大好きな、スプリンクラーのとかプールのとかあったし。
人物も結構あったし。ホテルのもあったし。
は~。
やっぱ好きじゃ。ホックニー。
なにがそれほど好きなのか。
いさぎよくあざやかな色彩なのか、とてつもなくバランスがとれた隅々までの画面構成なのか。超絶すぐれたデッサン力なのか。どこまでもクールなテイストなのか。
よくわからないけどタイヘンだいすきだ。(日本語崩壊。)
今回「へー知らんかった」と思ったのは、ホックニーには女性モデルでもお気に入りでたくさん描いていたという人物がいたということ。
あ、男性ばかりがお気に入りではなかったんですね。
でもその女性を恋愛対象的に好んでいたわけではなさそうな。
でも顔が気に入っていたらしい。
うんうん。顔だけすごく好きってあるよね。ワシも本人の中身はどうでもよくて顔が大好きな女子がいて、大学時代その子をモデルにしてたくさん絵や版画の課題を制作してしまったよ…などと過去を振り返ってみたりもした。
ホックニーが顔を気に入ってたその女性、キレイな顔だったらしいけれど、当時ホックニーの中にはピカソブームが到来していた頃だったようで、なんだかキュビズムちっくに彼女は描かれていて、美人なのかどうか瞬時に判断はつけがたい感じだった。
でも、おめめぱっちり鼻筋スッキリ系だったのできっと美人だったんだろう。うん。
ちなみに彼女のダンナさんは誰やらに殺されたとか。
わ。そっちのミステリも気になる。
イロイロ気になりながら、ホックニーの作品をたんとみてゴキゲンで美術館を出た。
ゴキゲンだったし晩御飯を作らなくてもよい状況だったし用事もあったので、友人経営の居酒屋ギャラリーへ立ち寄った。
ラディッシュ登場。
コレに市販の白いドレッシングに黒胡椒をたくさん振ったヤツをつけて食べると、たいそう美味しゅうございました。
黒胡椒ばんざい。
あと、もらいもののチョコレートをもらった。
オレンジの方を口に入れた。
中身はたいそう甘かった。
いよいよ甘いものが苦手になってきちゃったのかも…と思いながら「あーっ翌日こそ同窓会で酒のみそうなんだから今日は控えめにする予定だったのにな~」とか考えつつ、ラディッシュを友にワインをがばがばのんでしまった。