じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

大きめの年齢詐称(ついでに食べたもの)

軽い年齢詐称は別にどうでもよいかな、と思っている。

 

社会人の女性がちょっと実年齢よりも若く自称する…あんまり支障はない感じ。

 

だってこの国では女性は若い方が丁寧に扱われて、年配の女性はそれだけで低く扱われる傾向がある。特に男性から。その理不尽さにちょっと抵抗を試みてもそんな罪ではないと思う。むしろアレらの差別は何なんだって感じだ。

 

ま、この女性に関して「若い」「美しい、もしくはかわいい」事への依怙贔屓問題については今日はちょっとおいておく。

 

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(無関係で恐縮です。先月軽井沢で食べた朝ごはん。お粥三杯完食。魚うまし。)

 

バレエのオープンクラスで去年から顔を会わせてる女性で、大きめに年齢を詐称していると周囲の多くの人に思われている人がいる。

 

最初、「彼女、高校生1年生なんですって」って、前から少し親しくしてたマダムから聞いて、「え?」と思った。

だって、数年前からそのオープンスタジオで彼女の顔を見かけたことはあって、その時からどうみても社会人、当時の見た目は30代。現在の見た目はアラフォーだ。

 

いや、でもアトピーとかで肌や髪がいたましくなってる人とかもいるから、なんかの事情で老けてみえてる気の毒な人かもしれないしな。

若い時に不登校になって、遅ればせながら30代から復学して今高校生をしているとかかもしれないしな。とスルーした。

 

そのオープンクラスでは割と出ているメンバーが固定していて、一部の方々と自分は仲が良く、たまに飲みに行ったりしていた。

自称女子高校生の彼女は未成年だと言い張っていたので、私同様「ホントに?」と感じていた人も「とりあえず飲み会に誘うのはやめておこう」という距離の取り方をしていた。

 

ま、基本、良い人な感じだし、スタジオで会えば無難な会話をする、っていう感じ。

 

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(軽井沢のショッピングモール?で食べた食べ放題ランチ。ローストビーフがたいそう美味しかった。蕎麦も天ぷらも美味しかった。ハハ大喜び。)

 

最近、自称女子高校生さんとは別のスタジオでも御一緒している。

教えている先生は同じ。

 

先生は教えていると「オトナからバレエを始めた人」「子供の頃からずっとやっている人」「子供のころに経験があり再開した人」かどうかすぐにわかるらしい。そらそうか。

ちなみに私は三番目のタイプで、先生も「わかるわよ。もっと足上がるでしょ、上げて」と容赦ない。

 

自称女子高校生さんは「子どもの頃からやっていて転居して教室に通えなくなり、近年またこの先生に習うようになった」という説明をしている。

 

先生はその説明も自称年齢も信じてはいないが「まあ、頑張ってやっているし」と普通に受け入れている。

スタジオでクラスを担当する際にスタジオ側の人から「あの方、実年齢は恐らく…」と大きく年齢詐称していることについて触れられ「大丈夫でしょうか?」と聞かれたらしいが、まあいっか、と受け入れられたらしい。

 

が、ここにきて諸事情から「本当に高校生だったら、ここでこう対処するんだけど。どうしよう…」と先生が深く悩むという状況になった。詳細を書くことに抵抗があるのだが…。

まあ、役を下ろすかどうか、というような問題だ(あ、書いちゃった)。

 

先生から相談を受けてしまった私も「む…難しいですね…」と即答できず。

結局、彼女にとってどうする方が「気持ちよく舞台で踊れるか」という視点をもってきて、「こうした方が気持ちよく踊れるのでは?」と先生が彼女に提案する、という方向性にしては?という事でその日、話は終わった。

その後の展開はまだ知らない。

 

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(よくいくタリーズで初めて食べたブリュッセルワッフル。なかなかよかった。)

 

この先生とは別に、5年くらい前から別のバレエの先生にも時折ワシは御指導を受けている。

習い出した当時、その先生は大人にはそのサークル(←一見さんお断りシステム)でしか教えていなくて、メインは子どもの教室をされておった。その頃、先生が自分より年上の他のベテラン生徒さんに相談をしているのを聞いた。

 

「どうみても30代なのに小学6年生だって言い張って、教室に入ってきた人がいるの。どうしよう」「えええええ?」

「やっぱり骨格的にどうみてもオトナなんだよねぇ」

「ブリッジした態勢で走らせ(移動)させたりって練習を小学生にさせてるんだけど、無理なんだよねぇ。子供と大人からの人では練習の仕方も違うから…。怪我されたら困るし…。やめてもらう方法ないかなぁ?」

 

この時は結局、ちょっとした理由をつけて全生徒に一度保険証を提出してもらう機会を設けた。それをキッカケにその自称小学生は来なくなったそう。

 

自称女子高校生は去年高校1年生、5年前はつまり小学校6年生。

 

ワシは、5年前から習っている先生に当時の自称小学生の名前はもしや「〇〇〇〇さんですか?」とメールで聞いてみた。

そうだった。

 

なるほど、設定は続いていたのだ。

 

ハードな運動をする場合、やっぱり大きな年齢詐称は、ちょっと指導者を困らせてしまったり、本人の安全確保のためにも…ちょっとよろしくないんじゃないかなぁと思ったりもする。

 

でもな、どうみてもアラフォーの人がひたすら女子高校生を自称し続けてしまうって、そんなムリヤリな事をしちゃうって、もうそうせざるを得ないんだろうな~彼女は、って思ってしまうわけで。

 

ウソつくのって疲れそうな気がするけど、でもウソついてる方が彼女は心が重くないんだろうな。事実を口にする方がもっと気が重くなっちゃうんだろうな~なんて思う。