じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

「昨夜のカレー、明日のパン」木皿泉(河出文庫)

去年の冬、「インド倶楽部の謎」に続いて読んだ。

 

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買ったのは随分前なのに、ずっと「本が読めない」気分が続いていたので寝かせていたのだ。

 

木皿泉さんは脚本を担当した「すいか」というドラマが大好きで、去年だか一昨年だかBSでの再放送を録画してくり返しみて、やっぱり「すごい好きだ」と思っていたところ、この文庫を店頭でみつけて手に取った。

 

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木皿さんのドラマは「すいか」以外あまりみてないので(なぜだろう? なんかドラマをみるにはタイミングがある。気分にムラがあるタイプなので理屈で行動できないのかも)、読みながらなんだか「すいか」との共通点探しをしてしまう。

 

主要登場人物の根底に「死」による家族との別離が横たわっている。

でもそれを淡々と受け入れているような、まだ時折チクチクとなにかが刺激してくるような。

追い詰められて死にたくなっちゃう若者が出てきたり。

いろんなドラマがあるんだけど、ホッとするような帰結が待っていたり。

思いがけないところで何かが誰かがつながって再登場してみたり。

人の弱いところ、強いところ、やさしいところが出てくる。

 

そんな感じの話が自分は好きなのかな~、なんて思った。

 

いや、「本屋大賞第2位」なんだから、多くの人が好きなのか。

 

そういや、この本は、単行本が新刊として平積みになっていた時に、友人Mちゃんと一緒に本屋でそれをみつけて(我々は隙あらば、本屋にふらりと立ち寄る。高校生の頃から)、Mちゃんはそれをレジに持って行った。

 

「読みたかったら貸すよ」的な会話もあったかも。

「うーん。単行本重いからなー」とか言っちゃって、5年後文庫で読んでいる自分がなぜかちょっとおかしい。

 

Mちゃんと共通の友人Uさんが、確かBSでやったこのドラマを撮って焼いて、「あなたが好きそうなセット」として貸してくれている気がする。

「そのうち観よう」5年以内くらいに…と思ってみたり。

 

 

(おまけ)

 

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合い盛ともち天。

 

久々に入ったチェーン店だけど、やっぱうどんをウリにしているだけあって「ぷりっぷりやな!」となぜか関西弁で脳内で思った。

 

「食感って重要」モードが最近続いているようだ。

でもま、天ぷらだってサクサク度が大事なんだもんね。

 

そうか…絵だってやっぱマチエルは重要って事になっちゃうよね。

って、まだ絵が完成してないことを思い出したのでありました。

あーーーーーーーーーーっ。