昔々、今は亡きセゾン美術館(池袋の西武の奥にあった)でウィーン世紀末美術展的なヤツでエゴンシーレと共にみたし、混んでるんだろうし、どーしよっかな〜と思ってたんだけど、近くで用事がいくつかあったので「ついでに行くか!」と行ってきた。
よかった。
初期の作品が興味深かった。
あまり個性を出さずに描いた男性の裸婦像とか水彩でとても丁寧に描かれていてなんだか勝手に好感もっちゃって、「えらそーだな、おいおい」って自分にツッコミたくなった。
その絵葉書はなかったんで、代わりに印象深かった初期の他の絵葉書を買った。
雑な撮影ですみません。
どうせ本物とは色が違うので…。
実物はもっと髪の色が明るくて繊細な感じ。
メジャーどころの作品もなんだか昔よりも「よいな」って感じた。
当時と違って今の自分は日本画も相当好きになっているせいもあるのやも。
平面的に表現されてるおもしろさもやっと理解できるようになったっちゅーか。
風景画も結構あったけど、やっぱりあまり個性全開ではないタイプのにひかれて絵葉書買った。
このバランス。かっけーと思うのは少数派なのかな?なんてことを少し考えた。
会期も終盤なので、平日だったがオープン時間前から列ができて混んでいた。
その日は後ろにいくつも予定が詰まってたんで少し早めにと思って9:20頃到着したのだがまあまあの長さの列の後ろに並んだ。
でも5分くらいで列が動き出した。
チケット売り場の受付は3列中1列だけあったすごく進みの悪い真ん中の列に並んでしまった。
案の定ちょー小さな声でノロノロと対応していて両側とのギャップがすごかった。
バイトさんなのかなあ。
後ろに控えてる少しベテランそうな人は特に注意を与えてなかったけど。
容量の得ない話を長々始める老人も多くて、まあ大変なんだろーな、とは思った。
やっぱ昨今の一般受けしそうな美術展は急な思いつきで行くもんではない。
チケットもバカ高いのでせめて前売で買わないとね。
なんだかんだ、そこそこ並ばされただけで入場できて、そんなに混雑してない中、自分のペースで余裕でみれた。
開館前に着いて正解だった。
見終わった後は入場前の館内の列がかなり伸びていた。
ま、2016年の若冲展の時ほどではなかったが。
あの時はまだ5月だというのにひどく暑くて外は老人が倒れそうな気温で、館内もエアコン弱々で皆さん大丈夫?って感じだった。
あれも急に仕事を休める事になり勢いで行ったんだった。
勢いで動く方針に変化がないようである。
ああ…明日も勢いで出かけることにしたから早く寝なくちゃ…寝なくちゃ…ちゃ…