足裏の筋肉の鍛え方について、昨日、まめ(id:mame90)さんがおたずねして下さったので考えてみました。
バレエでは足裏の筋肉があった方がよいとされます。
飛んだり回ったりしやすくなるので。
フツウの人でも足裏の筋肉はある方が疲れにくいそうな。
たくさん歩くときとか。
基本的なバーレッスンを正しくしてるだけでも足裏は鍛えられると言われています。
で、トウシューズをはくためにはより必要とされるそうです。
トウシューズレッスンの前に、足裏だけを鍛える時間を設けて下さっている先生のレッスンに2年間くらい出ていたことがあります(今は休んでますが、年内にはまた出るかも…)。
そこで主に行われていた方法、トレーニング用のゴムバンドを使います。
(100円ショップでも売ってます。スポーツ用品屋にもあるやも。)
実は硬さに段階があって、徐々に硬いヤツに進化していけるとうれしくなります。
膝を曲げて立てて(やらない方の足は倒してても伸ばしててもよい)床に座ります。
足裏全体を床につけて、足指とその付け根あたりの下にゴムバンドを敷いて、指がそるくらい両端を手で引き寄せます。
で、一気に指を同時に床につける。指がばらばらっとなってはいけませぬ。
これをくり返します。
他にもゴムバンドの訓練はあるけど…足裏用というより足指用だと思うので略。
足裏トレーニングをレッスンに入れてく下さるバレエの先生曰く、足の裏は週に1回でも鍛えていれば、どんどん変わっていくそうです。
確かに年輩の方でも、そのレッスンに長年出ている方は、若い時からトウシューズをはいている私よりも足裏や足指のトレーニングがしっかりできている方もいらっしゃいます。
あと、このレッスンではないですが、床においたタオルなんかを足指で引き寄せる、という訓練はよくあります。有名というか。
ただ、専門家でも多少意見が分かれるらしく、タオルの引き寄せとかは直接足裏の筋肉強化につながらないんじゃないかって主張もきいたことが…。
でも、足指は鍛えられそうなので、疲れにくさ解消、歩きやすさにつながると思います。
この、タオル引き寄せ否定派の専門家(←リハビリの専門家)が主張してたのは、要するに足裏のアーチを作れるようにするのがよい、ということで…
足裏で床をしっかりとつかんで立つ。
この訓練がいいんだ、って話です。
うーん。ま、バレエの基本なんですが…。
床を押す感じにまっすぐ立つんです。
足の指は丸めないで伸ばす。床の遠くに広がっていく感じに伸ばします。
床を広くさわる感じ。
ホントはね…トウシューズはいて、ドゥミポワント(←背伸びしてるときの足。指だけで立ってる感じ)からポワント(←爪先で立つ)になる動作をくりかえすと、直接足裏を鍛えられるそうなんですけど…
トウシューズはかない人にはできない訓練なので…
あ、でも、似たような力を使う動きはできます。
両方のかかとをくっつけて立ちます(できれば指先は開くように離す。フツウの人なら90度くらいなら無理ないかな?無理して開いてはいけません。脚にねじれが入って故障します。膝の皿が外を向ける角度まで)。
片足だけ床を押しながら(床をするように)横に出す(横といっても、真横ではなく、両足つけて立ってた時の爪先が向いていた延長の方向へ)。
出す時に指だけをつけた状態をしっかりと通って、さらに伸ばして爪先だけが床についている状態にする。で、同じように戻す。
要するに「タンジュ」っていうバレエの動きなんですけど。
これをすると足にアーチができます。足裏の筋肉もつくことになります。
あと、両かかとをつけて立って、片足のかかとを上げて、指だけついた形にして、指で床を押して片足だけ爪先立ちになる。
あくまで指先の力だけを使います。ももの力とかを使ってはいけませぬ。
指先を押す力を増やして、爪先がちょっと床から浮くくらいまでやってもよいです。
指を押す時に、足のアーチもつくる意識でやると、アーチが出て足裏の筋肉も使えることに…。
やはり、てっとり早く簡単なのは…
足裏のアーチを作るぞ!(←土踏まずがしっかりある足)ってイメージで、しっかり床を押して立つ習慣をつけるのが、よいのではないでしょうか?
あとね…これは個人的体験による個人的想像なんですが…
めったにないのですが、たまにレッスン中、足裏痛くなることがあるのです。
そんなとき、意外とおしりの上の横あたりの筋肉がこっていたりします。で、ここをうんともみほぐすと足裏がよくなってみたり…。
足裏はいろんなトコとつながっているので、痛くなったら、下半身のいろんなところをちょっとストレッチしたりすると、わりとラクになったりもするように思えます。
ああああああ。
だらだらと長いわりにあまり、意味がないような…
すみませんね…まめさん。
土踏まずがしっかりある足をイメージして、大地をガッシリふみしめて日々立ってみて下さい。