じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

きらわれモノ。

己は子どもの頃から絶え間なく一部の方々から激しく嫌われてしまうタイプのようだと、30代も後半になった頃にようやく気づきました。(おそい!鈍感!!)

そんな件について改めて思い出したのは、先日、ある方の個展のパーティをサボった件からです。

一応、他にも足を運びたい用事が前からあったモノの、従来の義理堅い元江戸っ子の私であれば、行きたい用事はガマンしてパーティに行ってたところですが、初心に返ってワガママモノぶりを発揮してパーティはサボりました。

でも、サボった最大の理由は“他に用事が~”とかではありません。

行きたくない強い理由があったからです。

今回の個展を開いているのは体力も弱ってきた御高齢の方。
で、お世話になった人々がその方のために尽力し、小作品集まで作り、パーティには多くの人を集めるべく広くお知らせしていました。

この、“個展のために尽力した人々”のうちの9割方の人から、ワタクシ、きらわれています。

昔から。うーん。


みんな常識人でいい人なので、一応、その気持ちをコーティングしてくれています。
でもたまに会うと、やっぱりピリピリとしているのが伝わってきます。

パーティに行けば、その人達の緊張感が不愉快に伝わってきてイヤな気分になっちゃう展開が今までの長い経験からシッカリ想像できたので行くのをやめてしまいました。


何かドラマちっくな出来事が過去にあったわけではありません。
(え? 実はあったのに、鈍感すぎて気づいてないのか? いや、それはないと思います…)

何だか私という存在は、彼等の心の何かを厭な感じに刺激するようです。
たぶん特に私がものすごーくイヤな奴だから嫌われているという事ではないっぽいです。

この“個展に尽力メンバー”以外の人々とはとても平和な関係だったので。


毎度、再会すれば一応、上っ面な会話ではフレンドリーな感じです。
でも相手の気持ちの一部はいつもとても苦そうな感じです。

何故なのか?
昔からたまに考えたりしてみるのですが、ハッキリとはわかりません。

もしかすると…と推察してみたのは、彼等は“私から内心見下されている”と感じているのかな~?という解釈です。

彼等は、同い年の人も歳上の人も「くみちょうさんは、絵、うまいものね。頭いいもんね」的な事を昔からよく口にしたり言外に漂わせたりします。

いや、みんなも美術系だし、一般人より絵、うまいだろ。
頭だって…そもそも行きついた先は同じ大学なんだから大差ないでしょって思います。
わざわざソレを口にはしませんが。

本当は心の底で彼等を見下してるのかな~?

ふーん。キミらの絵、こんな感じ?とか、
ふーん、大したことないじゃん、とか?
いや、そんなコト思ったことないですよ。昔も最近も。

試験じゃないんだから~、絵は、ウマイヘタは最重要ではないでしょう?
ヒトの絵なんて好きかどうかでしかみてないんだけどな~。

実は、「あのヒト達、デッサン下手だな~」とか、思ってる?

うーん。
確かに昔は「みんなたいしてデッサン描いてこないで大学生になったんだな~」って思ったけれど…。
でも自分だって浪人して長くデッサンしてた人ほど描いてないわけで~。

結局すごくたくさん描いた人ではない方なわけで。物凄くたいしたことないし。

でも、ココが見下してるってトコロ?

でも~、デッサン下手でもよい絵を描くって認められている人もたくさんいるじゃーないですか。
や、デッサン上手い絵描きの方が自分は好きだけど。そこはもう好き嫌いの話だし~。

大体、絵が…まだまだ全然、ダメだからなぁ…ワシ…。
ヒトの作品なんてどうこう思ってるどころではないわけです。

更に、かなり頭もよくない。
彼等の方が頭よさそうって昔から思っているのですがのう。
そもそも、常に一部の人をピリピリさせて嫌われちゃうって、頭悪いからだと思うし。
賢い人は嫌われないように立ち振る舞えるはず。

あー、ホントは原因はそんなコトじゃないのかも。

彼等のように、個展をしてるあのオカタを「天才!」っ言わないのが、みんなと自分が決定的に違うところなのかも。そのヘンが同じじゃないから嫌われてるのかも。

しっかし、彼等はみんな、本当に昔も今もあのオカタを天才だと思っているのでしょーか?
ま、かつてあのオカタは、確かに有名な画家から「天才だ」って言われたそうですけど。

私は、わかりません。
あのオカタの絵は嫌いではないけれど、すごくすきなわけでもないし、天才だ!とか思ったことがない。
今回送ってくれた小作品集をみても。

彼等が口を揃えて「天才だ」と言うあのオカタを「天才」って思ってないのがワシからわかりやすくにじみでちゃっているのかもです。
「わかりやすい」って昔からよく言われますし。

もしかして彼等の中では社交辞令として「天才」って意見を周りにあわせて言っている人もいるのかも。
でもって、そうした社交辞令も言えないから「コイツ、ムカつく」とか思われるのかも。

あ! 実はそんなコトでもないのかも。

学生時代も、その後も彼等のグループ展とか行っても、「いいね」的なコメントをあまり言わなかったからかも。

Facebookしてるなら、みたら社交辞令として「いいね」とりあえず押しとけよ!みたいな?
でもな~、思ってないこと言えないんだよな~。
いや、もう、とにかくいつでも「いいね」と思ってないからダメなのか。

人のコト、「いいね」とかいう社交性がないところが嫌われる要因か!

 

もうすべて何もかも的外れな気もします。

むしろ全部が原因なのかもしれません。総合的にみると意外とイヤな奴なのかもです。

まあ、みんなイロイロですからね。金子みすずさんもそう言ってましたよね。

 

なにせ、なにかと気がつくと意見が小数派なので、こうしたことはいくら考えてもわかりません。ああ、名探偵の素養が足りなすぎます。くぅ…。