このしまおうこく、と読みます。昨年まで名前を把握していませんでした。
自分の無知が悲しいような、新たに好きな絵描きさんをみつけたようでうれしいような…という感じで、去年「夏目漱石の美術世界展」で初めて、この人の「寒月」という作品をみて名前を記憶し、機会があれば他の作品もみたいと思っておりました。
そしたら、機会がきましたよ。新聞に載ってました。
1月11日~19日と2月11日~16日に「寒月」が展示。でも、もう前半の展示期間は過ぎている。こりゃ都内に用事があるついでに行くしかないな、とか予定を立てていたところ…
東京付近、またも大雪が降りました。
電車は大体大丈夫だったようだったので向かいました。
2回目の大雪、都内はy-hamaよりも積雪が少ないように見えました。↓
雪かきされていたことに感動です。どなたか存じませんがありがとうございます。
地下鉄六本木一丁目から徒歩1分なので、雪がこんもりしてても歩くぜ、と思って行きましたがやはり歩きやすい方がうれしいです。
お客様、他にいるのかしら?と思いつつ入ってみたら、意外といました。
ま、最終日直前だし、駅徒歩1分だから?
中はこじんまりとしていましたが、桜谷の作品が結構みれて本当にうれしかったです。
ただ…図録、売り切れていました。
う、うえーん。(泣)
ばかばかばか。新聞読んでまず、行っとけばよかったんじゃ。図録買いに。
だってこんなに素敵だと思わなかったんだもの。いや、去年みた「寒月」ステキだったじゃん。そら売り切れるよ。それくらい読め!何年都内の美術館を徘徊しておるのだ。どアホうめ。
ちなみにチラシから…
「寒月」の部分です。↓
キツネ怖い。でも以前、北海道の駐車場でみかけたキツネもものすごく怖かった。
これがペットでも動物園で飼われているわけでもない、自由に生きてる動物なんだな、って感じで。
キツネの横に何か書いてありますけど…。ちょっとカッコ悪い??? どうなんでしょ? 今更パフィかよ、ってツッコむ人もいないからいいの?
「寒月」の全体はこちらの一番下です。↓
動物をたくさん描いているんですが、動物園に写生に出かけることが多かったらしく、しかもさすがの明治の人、ライオンをがっつりと描いているものもありました。江戸時代の人のライオンは…みたことないから大体ヘンですものね…。
かと思うと小動物もたくさん。こういうかわいらしいのとか。↓
あー、ホントはものすごいかわいいひよこもいたんです…。でもチラシに載ってなかったんです…。図録…図録がほしかった…。
木島桜谷展、もっと大々的なのを大きな美術館でやったらいいのに。
もう、めちゃめちゃお客が入る気がしますよ。大ブームが起きるんじゃないの?どっかが大儲けですよ。(どこ?)
あ、ちなみに、「寒月」、夏目漱石はボロクソに言っていたようです。
ふんっ。
いや、人間、意見が全部合う相手なんていませんからね。
きっと「古臭い作品」とか思われたのかなー、とか思ってみたり。
古くても新しくても「いい」のは「いい」と思うんだけどなー。
ま、「いい」じゃなくても「すき」だからいいんですけど…。
どっかで…大規模な木島桜谷展を…誰か…やってほしいです…。