2月最後の週の大雨の日、友人Mちゃんに誘われて行ってきました。
Mちゃんはかねてより石川氏の写真のファンらしい。
私は別に奈良氏のファンではないけれど青森県立美術館にある「あおもり犬」はちょっと好きです。
石川氏と奈良氏の青森、北海道、サハリンの旅の写真やら、靴やら、道具やら本やらが展示されていました。
山登り道具をみて「あら、これ、私とおそろい」とか山登り好きなMちゃんは楽しそうに小さな声でイロイロ教えてくれました。
「あ、これ買ったとき私も一緒にいたよね」とか私も呟いてみたり。(なぜかたまたま通りすがりに登山用品店があったので立ち寄るのに付き合ったのです。)
ワタリウムは2階から4階が展示フロアでして3階は主に道具やら本やら。
3階はMちゃんといたおかげでなんとか退屈せずにすんだような…。
本はメジャーなモノは内容が大体わかるけれど、あまり明るくない方面のモノや疎い時代に出ている本もあり、特に解説もないので何だかな…という気持ちに…。
作家のファンだと「まぁ…こんなモノ読んでるのね♪」とか楽しめるんでしょうか。
きっとそうですね。ファンサービスコーナー?
アイヌの写真は、動物のスプラッタな少しモノもあり。
でも食べるために命をいただいているんだものな、と思うと目を背けるのも気がひけるのでじっくりとみてしまいます。
サハリンの色は、乾いたようなカッコよさがあるなぁと両作家の写真をみて思いました。
奈良氏の撮るポートレートは奈良氏が描く人物画にどこか似ているなと感じたり。
↓ 右の2枚です。
サハリンはあまりみたことがない世界だなって感じがしました。
けど、両作家がそこで何をどう感じたのか、今一つよくわかりませんでした。
全般的には異国な感じでありながら、どこか懐かしい感じがする、とかそういうよく聞く言葉に集約されるような事なのかな?って感じはしましたが。
いや、別にそんなに具体的にわからなくてもいいかなとも思うのですが。
サハリン旅行についてはオープニング対談などで語ったりされていたようです。
ちなみに、参加料は1800円だったらしい。どんな人が参加するのでしょう。純粋に興味が。高等遊民?(本当にバカにしているとかではなくて…。)
なんつーか、写真とか、作品を通してそういうことを感じたいなと思ってみたりしました。対談とかじゃなくて。できれば解説文とかでもなくて。
もっと自分を研ぎ澄ませていかねば。ねば。(特にねば~る君のファンではありません。ふなっしー派です。)
ワタリウム美術館はチケットを買ったらそこに名前を書きます。身分証明書を持って再び行くと、それで何回も入る事ができるそうな。
なんて素敵なシステム。
是非、他の美術館も取り入れてほしいものです。
特に「前期・後期で展示作品が一部変わります」とか言って二回も足を運ばせて二回入場料をとる美術館とか。とか。せめて何回かみたいな~。でももっと混んじゃうからダメか…。
「いやーしかし、こんな3フロアもあって、写真だけでもなくてこんだけの量の作品を展示するってすごく大変なんだろうね~」なんて事を急に思いついてMちゃんに話していたこの日の夜、私の友人が開いた居酒屋へ行き、その10日後に自分が久々に個展をする話が突然わいて出て、何をどう展示するのかに頭を悩ませる事になろうとは…
世の中どこにどんなものが待ち潜んでいるのやら。恐ろしいものです…。
(おまけ)
友人が作った新作のパン。
後ろにちょろっと写っている一番左のヤツが私の最新作でござります。