じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

小林清親展(練馬区立美術館)

以前、日曜美術館で(たしか)みて…ちょっと見てみたいな~って思っていたら、今やっているということを、かばさん(id:kabakabatamanegi)のところで知り(ああ、私、こんなことが最近多いです。かばさん、ありがとうございます。でも、ストーカーとかでは決してないのでどうぞ御安心下さい。)、行ってまいりました。

 

ちらしからの荒い画像で失礼いたします。

これ、すき。↓

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川や橋が好きだからか…。

いやいや、すでに明治に入っている時期とはいえ江戸の色を濃く残す風景が我が「下町出身者魂」を揺り動かすからかも…とも思いました。

 

「最後の浮世絵師」ってフレーズがテレビから聞いて残ってたんですが、よく知るメジャーな浮世絵とは時代が違うからか、色調がちがうな~と強く思いました。

全体的な色調は個性で異なるのかもしれないけど、単純に「赤」が違うなーって。

この絵にはありませんが、夕焼けの空の色に使う赤が特にそう感じました。

 

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ボケてます。すみません。

左の「猫と提灯」、いろんな段階の版がならんでいておもしろかったです。

 

そして、右のヤツみたいなのがやっぱりこの人の作品では好きかも。

 

というのもですね…この方、結構「浮世絵」っぽいの以外にもいろんなタイプのを描いておられまして…。

 

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右のヤツみたいな「ポンチ絵」とか。

左の火事の絵みたいなのとか。

火事には熱く興味があったようで、大火の時に火事の近くまで見に行って必死に大量にスケッチをしたそうでたくさん展示されていました。

で、その間に自分の家も燃えてたっていう…。

なかなかのサザエさん的エピソードをお持ちの方で…。

 

さらにこんな絵も。

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ライオン…。これだけリアルに日本で描かれたのは最初くらいのようです。

そう…江戸時代の人のライオンて猫みたいですもんね。本物みたことなかったのね…ってよくわかるような…。

いや、清親も本物を生でみたわけではないようなことが確か書いてありました(曖昧ですみません)。

 

とりあえず、一番みたかった「さった峠」から「富士山」を望む絵を見れたので満足でございました。

さった峠…最近その辺りによく(?)行くので。健康ランド目当てに…。

次に行った時は「広重だけじゃなくて、清親もこの景色を描いたのね…」と思いながらスケッチしてきたいな~と思った次第でございます。

 

 

(脱線)

今回一番驚いたのは絵と関係ないけど、清親は幕末に鳥羽の戦いに参戦していたということでした。

幕末ファンなので強く反応。

そのわりに今年も大河をみていませんが…ファン過ぎてみる勇気がわいてこないのでござります…。

 

(周辺)

練馬区立美術館、敷地内の公園っぽいところが楽しげでした。

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左のヤツ、なんかどっかでみたことある風ですが。

 

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鳩もいました。

やっぱりペンギンがすきだな…と思いました。

背中に哀愁を感じるからか…。自分にはない猫背感…。

 

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足は大根? むっ。

 

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鳩、結構いたけど、すぐに逃げられてあまり撮れませんでした。くっ…。

 

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このキリン、十和田美術館のハデハデな馬を思い出しました。

カラフルな公園ってのもいいですね。

でも、剥げてきたら寂しいのかな。

いや、子育て世代に人気があるという練馬区、きっとがんばっていくにちがいない。と、勝手に妄想。

 

 

(おまけ)

その翌日飲んだ新作。

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新作なのになんだか落ち着くキリンビール

実家がキリンだったせいかもしれませぬ。