暑い先週末、品川駅から徒歩約12分。歩いたら汗だっくだく。
ちょうど美術館から出てきた“今もいたのか、いかにも現代美術をみにきそうなモノトーンカップル”の女子にじろじろとみられました。
そんな異様な汗だくっぷりでしたか。
あ、そんな私もその日は帽子からスニーカーまでモノトーン野郎でした。反省。
入口看板には作品なし。
チラシもなし。
ということで今回作品の写真なしです。すみません。
トゥオンブリーって一般的にはあまりメジャーじゃないかしら…。
まず黒板にチョークでぐるぐる線を描いたような作品が私は思い浮かぶんですが。
このいかにもトゥオンブリーな作品も今回ありました。
つっても、今までも他でその手のトゥオンブリーの作品はみたことあったんですが。
どこでだっけ? 清里現代美術館かな? って今、検索したら、ココ閉館してた。
びっくり。好きで2~3回行った記憶が(あいまい!)あるんですが…。
黒板に描いたようなタイプ以外のもイロイロありました。
結構絵の具ぐいぐいな作品が多く、これまたいい感じだった。
そう、トゥオンブリーの作品は生理的になんとなくわりと好き。
なのでみに行った。
展示室の最初にあった「Petals of Fire (炎の花弁)」 という作品が一番好きでした
この作品のために図録を買おうか少しだけ悩んだ。
原美術館て企画展のためにハガキ作ってくれないんですよねー。ケチ?
図録は品切れで再販されないかもしれないという情報を一週間前に親しい後輩ちゃんから聞いてたんですが、ワシが行った時は「10月に再販決定、希望者は前払い」的な説明が出てました。
で、値段が6000円代だったかな。原美術館…。
5分くらい悩んで、いつかもっと安い画集が出ることを祈ることにしました。
現代美術は金持ち相手の商売なのかなー。
みる人少ないのかなー。だから清里現代美術館もつぶれちゃったのかなー。いや、清里自体の観光客が激減してるってテレビでみたから、それはそれのせい?
トゥオンブリー展はまあまあ人が入っていたけれど、山種美術館ほどではないし。
やっぱ年齢層高めの美術展の方が今の日本は集客力があって図録も安くできるってこと?
もっと時代を経て、現代美術を鑑賞する層がトシをとってきたら状況が変わるのかな?
いやでも今の青年~中年層がトシくっても、今の日本美術や印象派の美術展に殺到してる60代以上の方々ほど、美術展に足を運ぶゆとりある人口は多くないのかも。
いやでも、人口数とか経済状態とかと単純に比例するほど、単純な構図ではないのかも。
とかとか。
漠然としたことを汗だくになりながら品川駅に戻る道すがら思いました。
で、
ああ、抽象いいな。がっがっって自由に描くのいいな。
いや、
今はそうしちゃだめだ。
今、描いてるのはがっちり正確な形をとって描きこむって決めたじゃないか。
描いてる最中にいちいち心ひかれた作品の影響受けちゃダメなんだぜ。
わかっててもキケンな「理性より感情に流されがちなタイプ」なので、やっぱり今の絵が完成するまでは美術展自重しよう…とかなんとか思いながら電車に乗りました。
(無関係なおまけ)
トゥオンブリーの前々日、食べた、いぶりがっことチーズ。(下)
右上のは、もっちり豆腐。
行き当たりばったりに入った居酒屋で。
(つってもココの店の系列店には入ったことがあって「まあまあ間違いない」のを知ってた上で「ここにしない?」って言ったんですが。)
8人の飲み会で大半が赤ワインを飲んでいたので、ワシがこの二つを注文してほめられてきました。ほめられ好き。
バレエで同じクラスに出てる方々との(そのメンバーでは初)飲み会で、いろんなぶっちゃけ裏話を多少御披露しつつ、大きめの爆弾は隠し持ったまま終わりました。
なかなか理性的な今日この頃です。(そうか???)