進行形の闘病記録をつけたいと思います。闘病?
それは9月の下旬に突入した頃だった。
左肘を机についたらちょっとだけ痛かった。
みると肘の突端、直径2cm弱の範囲が少し赤く、突端よりも少し手首に近い位置に0.1mmくらいの穴があいて、0.5mmくらい白い液体(膿か?)が出ていた。
で、放置。
連休に入り、肘をつくと痛いなぁという日々が続いた。
連休最終日、左肘がちょっと熱いことに気づいた。
「病院行こうかな…」と思いながら寝て翌朝起きたら、肘の熱はなくなっていた。
2日後の朝、肘をつかなくてもほんのり痛いぞ、病院行こうと思い何科に行くか検討するためにネット検索。
どうやら世の中、何もしなくても日常生活の空間に自然に存在しているバイキンに簡単に感染してしまうことは結構よくあるらしい。
中には結構ハードなのやら難しい名前がついたヤツとか恐ろしい状況の場合もあるようで、「こ…こわいよう…」とガクブルしつつ検索しまくる。
そうは言っても、体に熱も吐き気も食欲低下も一切みられないので、多分ただの平凡なバイキンに感染したってヤツなのか?とも思う。
検索前から何となく、2回くらい行ったことがある近所の整形外科に行ってみようかと思っていたのだかれど、ネットをみるとこういう場合「皮膚科」にまず行くのが一般的らしくオットもそれを主張。
何度か風邪をひいた時にいった内科の病院のHPをみてみたら「内科 皮膚科」ってあったのでそこへ行ってみた。
症状を伝えたら塗り薬をもらう。
傷口もないのに塗り薬?と思いつつ、塗る。
翌日、痛み悪化。
ヤバい気がして更に検索の旅に出、近所の「内科 外科 皮膚科」をうたった病院へ。
抗生物質と痛み止めの飲み薬が1週間分出て、左肘に黄色いアクリノール液っちゅう殺菌作用のある液体をひたしたガーゼを患部にあてられ包帯をまかれる。
「激しい運動は避けて下さい」と言われ、バレエの稽古着の他にトウシューズもリュックに入れてきたことを後悔する。
翌日夕方から左肘の周辺までもが腫れてくる。
夜には左肘の上3cmくらいまでと肘から先の手首まで腫れてきて、ひどく熱くなる。
おお、やばいやばい。
翌日、とりあえず2日前に行った病院へ行く。
悩みつつ、手荷物以外に夕方から必要なF8号(455x380mm)キャンバス4枚と少々の画材を入れたデカい袋を持って出る。
症状を伝え患部をみせたら、すぐに
「切る必要があるかもしれないので大きい病院に紹介状を書きましょう」と言われる。
すぐにタクシーを拾って、昔、生ガキを食べ過ぎて激しい腹痛で入院した思い出の病院へ着き、整形外科へ。結局整形外科かい…と思いつつ、長時間の順番待ちが始まる。
でも、大丈夫。1週間前に出た大好きなミステリ作家の分厚い新作を持ってきておったので読みふける。
切られちゃうのかなぁとドキドキしながら診察室へ。
「今日は切りませんよ」と言われて、ちょっとホッとしたような、切ってすぐに治るなら切ってもいいんだけど…でも切ったらしばらく大変なの?とかよくわからない気分でたくさんの待ち時間をはさみながら血液検査したりレントゲンとったりして、再び診察室へ。
「かなり感染されています」
やっぱり。
「この数値がふつうは0.4くらいなんですけどね。7もあるでしょ?」
そうですね。強烈ですね。このとき話題になった数値は多分CRP数値とかいうヤツだと予想。
「もっとひどいと入院するんですよ」
きゃー。
とりあえず、患部に針を刺して中にたまってるモノを出すことに。
「針が太いので痛いです」
ぎゃー。
痛い。でも耐える。痛いけど、ツラいバレエの練習よりはツラくない。
「あんまり膿はありませんねぇ」となんだか血をちょっと抜かれて終わる。
止血して、ここでも再びの黄色いアクリノール液を浸したガーゼを貼り付けられて包帯で巻かれる。
そして抗生剤入りの点滴を右手首に開始。
「30~40分くらいですから」と言いつつ約1時間。まぁよし。
直接入れた抗生剤効くといいな~。
「毎日点滴来て下さい」
と言われつつも、飲み薬としての抗生物質やら痛み止めやら胃薬も処方される。
日中の用事を一つキャンセルするための電話を入れて、薬局で再びたっぷり待ち時間に読書タイム。
そしてF8号キャンバス4枚を持って、友人Fさんの店に行きました。
↑ 手前のお食事は、店で待ち合わせた友人Rさんが作ってきてくれた我々の夕食。
栗と山菜のおこわ~。もちもち~。ゴボウサラダの歯ごたえは完璧。そして豚肉はすりおろした玉ネギにつけてから焼いてるんですって。うまーい。
(ちなみに奥にあるのは、Fさんの店の模型の一部。)
この美味しいヤツを食べる前、店の開店時間前に、Rさんと私は店内奥のテーブルに新聞紙を広げ作業をした。
来月私が参加するグループ展(←毎年やってる)に出品する作品で、書家であるRさんと共同制作をしようという事になりまして、その作業をする約束をこの日しておったのです。
ワシが1週間かけて下地を作ってちょっと色をのせてきたキャンバス4枚に、1文字ずつRさんに字を書いてもらいました。(字はRさんと相談しつつ主に私がセレクト。)
「おお、たのしい~」
Rさん、徐々に「たのしい」を連呼。すごくたのしかったそう。
「いい字が書けた」
って。
やったー。よかったー。
いやいや、これからまた私がこの「いい字」のすばらしさを損なわないように、描きいれなくっちゃ。
早く左肘のバイキンに打ち勝たねば。
激しい運動禁止…週に1度のバレエの舞台のリハーサルに出れないってことですよ。
本番まで2か月切っているっていうのに。
どうしたらいいのか。
根性か。