幼少期より長年、湖池屋のポテトチップスのり塩を好物としてあげてきた。
が、ここにきて、カルビーの「シンポテト」…悪くない。
(「美食探偵」はイロイロ惜しくて残念に思っている。役者陣は好き。何が自分に合わないのだ? 脚本? 演出? 原作?)
めちゃめちゃ薄くてワシが苦手な茶色過ぎなヤツが少なめ。
なかなかよい。かなり好き。
いや、そもそも別にカルビーを嫌っていたわけでなくて、あくまで「より好きなのは湖池屋のり塩」なだけだったわけですが。
とにかく、人生何が起きるかわからないな、カルビーからもかなり自分好みのポテチが出ることあるんだな!
人生、予測できないことが起きるんだな!
あきらめちゃダメだな!って前向きな気持ちになったのでした。
ありがとう! カルビー!
(少し前、なんだか天気もよいし人もあんまりいないしで気分良くて前向き気分になったときにみた景色であります。)
「前向きになった」ってことはまあ「後ろ向き」だったんだけどさ。
自分なんてそんな大変な事態ではないくせに「後ろ向き」とか「凹む」とか贅沢すぎて自覚するのも申し訳なく思っていたのだが、まあ元々脆弱な精神なので基本的に後ろ向きになりがちなのである。
出勤頻度を減らすべしという上からの指示を受けて、現状考えうる未来を想定して自宅で仕事をしているのだが、それにして正職員の気が利かなすぎる。
いや、正職員も平常時と異なる現状に大変なんでしょう。いや、うわっつらな事言うのやめよう。一日暇そうにしてた教員さんよ、会議で決まったそんな重大な事は事前に伝えてくれたまえ。連絡可能だろ。
こっちは一般的な教科以上に条件付きの自宅学習に向いた課題の準備をするのには手間がかかるのだ。
当日言っていきなり言われてすぐに対応できると思うなよ。
したけどな。ちゃんと用意してた資料を現場で修正してすぐに渡したけどな。おかげでその日に職場でやる予定だったことができなかったぞ。
普通の非常勤ならブチ切れてるぞ。
こっちは限定された短い時間で無茶な量の仕事を高くない時給で引き受けてるバイトなんだぞ。
あ~でもな、せんせーしてる人って意外と相手の立場に立って考えられる人、少なめだからな。非常によくあることだ。
今後も恐ろしいので、うんとへりくだった文章で、今後この手の決定事項は少しでも早く教えて下さい、というお願いのLINEをしておいた。返信はない。
他にも「ん?」って事は多少あったが、そもそも学校のせんせー、特に年配の人は常識がない人が多いので「想定内だな」と思って心の中で見下して、流すぞ!と決意。気にしてても疲れがたまるだけ。
そんな些末な仕事のことなど、さほど問題ではない。
5日ほど前からこじれている実家のハハとの保険関係の書類のやり取りの件がずっと長引いていて、文章が崩壊した論旨の読み取りが大困難なLINEががんがんくるのに疲弊してしもうた。
壊れた文章を読み取り、想像して確認してまた壊れた文章を読む。相手の文意が読み取れた先には「それ、考え方おかしいですよ。こちらには迷惑なやりかたです」と伝えるばかり。
疲れる…疲れる…疲れる。
いや! 今、医療現場でがんばってくださっている方々を考えろ!
この程度のことで疲れてるんじゃない!
とか自分を鼓舞し続けてきたのだが、5日前にキチガイ(あ、言っちゃった)みたいな態度で何が言いたいのかわからないことを延々と叫んでるハハの声を長時間聞いて以来ちょっとこちらは精神をやられているようだ。
弱い! もっとヘンな親、困った親はいるぞ!
昔何年間も日々恫喝されていた声に条件反射的に激しい悪寒を感じてしまうくらいがなんだ! 今はこっちの方が強いぞ!(?)
好きではない人間に振り回されて、絵の制作がピタリと止まったせいで一つ大きく後悔する結果になってしまった。
ダメじゃ、ダメじゃ。何をしておるのじゃ。
こんなことではいかん!
子ども時代に親に疎まれたり虐待されたりした子どもは自己評価が低くなりがちで何かと頑張りが効かないらしい、とはよく言われている。
ムカつく。もう過ぎちゃったことなんだからしょーがないじゃないか。そうして育った人間はどうしたらよいかをもっと研究してくれ。
いや、自分なんて全然大して大変だったわけではないし、他人から結構褒められて育ったのだから自己評価が低いなんて甘ったれた事言ってんじゃねーよ、と思う。
つーかもう、あのワガママなハハのせいでこれ以上後悔を重ねたくないとこれまで何度も思ったのにまた深く後悔することになってしまったなんて…なんてワシは鳥アタマなんだ!!
「イヤな事は忘れがち」機能がついたアタマなので、嫌だったことを本当によく忘れちゃうんだよなあ…。
書き留めておくとマシになるのではないかしら?と思ってはてなブログを始めた面もあるのだがどうも我が消去機能は強力すぎるようだ。
長年「やっぱ湖池屋がダントツだな」って思っていたけど「カルビーからも自分好みのポテチでるじゃん!」っていう素晴らしい出来事があったのだ。世の中予想だにせぬ素敵なことがあるものだ。
前向きに生きるのじゃ。
そして気兼ねなく美味しいものを食べられるよう、もっと運動をしよう。人のいない場所で。