じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

ある線を越えかけて再び手前に戻ってきたような

先週後半、とにかく「もうダメ。無理」という気分に満ち溢れていた。何か脳か体のどっちかが壊れそうな予感が満載なので今すぐに仕事を辞めたくて仕方ないっていう。

 

人にグチをこぼすのにはわりと抵抗あるタチなんだけど何かもう「今、自分はヤバそうなのです」と人に声に出して説明しないといよいよ何だかヤバい気がして、うんと年上の友人がやってる飲食店ギャラリーへ行ってみたりした。

 

この御時世で3人以上の団体客がまるで来なくなったものの、元々の近所の一人客の常連さん(←完全リモートの人が多く誰とも話さない日々を送っている)が遅めの時間にパラパラと来てくれてて営業はどうにかなっている様子。

みんな気を遣いながら距離取って座って静かに少し会話をして軽く飲んであまり長居せずに帰っていく。

 

そんな常連さんがくる前の店主のFさんが一人の時間をねらって行って離れて座ってなんだかイロイロしゃべってきた。

Fさんは自分と同業の職業を正規職員で定年までやってたし最後はそこで管理職もやってるので、自分が話す内容の詳細説明をせずにすむので話がラクなのだ。

 

Fさんが「Mちゃんとは会ったりしないの?」というので夏以来会ってないと答えた。Mちゃんはわりとどんな御時世でも平常心保てるタイプの人なのでわざわざ会おうよ、と言いにくい感じ。

「たまには会ってもいいんじゃないの?」と言う。うーん。でも今、あっちもこっちも毎日すごい感染者数だしな…などと思う。

 

翌日もどんより。最小限のやらねばならぬことをする以外「ホントはデカい絵を描きだす予定だったのに…」と思いつつ絵を描く気に全くならない。

 

更に翌日、予約済みでキャンセル可能時刻も過ぎてたのでバレエに行った。

 向かいながら、なんかホントに3月末まで仕事が続けれられない気がしてきて、そうなったら市内のそういう所にいる大学の後輩が私の後任を探す事になり結局Fさんに相談がくるなと思って、Fさんに話を聞いてもらった御礼を述べつつ「後任探しの仕事が行くかもしれません」とお伝えしてしまう。

Fさんから「お散歩などしては?」というお返事。「その後、心療内科の予約をしても…」というお言葉。

 

バレエの後に「とりあえずお散歩せねば…」と思い、駅の東口に出ようとふらふら歩きだしたら一緒に駅まで来ていたコが「御一緒していいですか?」と言うので、一緒にSOGOを抜けてベイクオーターへ。

 

パンと飲み物を買い、テラス席でめっちゃ強い日差しを浴びつつ食す。美味い。

もうずっと食欲がないのに美味いものは美味いのだな、と学習する。いや、コレってって単に相当メンタル弱っても根が強靭な食欲はなかなかへこたれないよ、みたいなことなのか?

 

バレエ友達さんとベイクオーターを軽く徘徊。

そうこうしていたらMちゃんからLINEがきた。

三宅さんの舞台当落を心配してくれたのと、「またお出かけしづらい状況」だけど「久々に会いたいね」という主旨で。

 

「会いたい!」「ちょっと鬱になりそう」って即答したら、翌日会うことになった。

 

帰宅して、そういや以前ため息が止まらくなってることを当時通ってた婦人科の病院で相談したら「鬱にも効果がある漢方薬」を出してくれて一時期飲んだり休んだりしてたヤツ、少しだけ残ってたなって思い出して(ナゼ忘れていたのか?思い出せないほど脳がどうかしていたのか?)、寝る前に飲んでみた。

 

で、翌日、朝も漢方薬を飲んでから、Mちゃん他友人達と毎年花見をしている北の丸公園へ。

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毎年春にくぐってる田安門。

今年の春は大学一年以来初めてココで花見をしなかった。

 

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桜の季節じゃなくても意外と人はいた。

 

花見の時にいつもいく、千鳥ヶ淵のお堀がみえるエリアは大木が倒れたとかで立ち入り禁止になっていて入れず。残念。

 

公園内を徘徊しながら互いの近況報告をぽつぽつとする。

 

「求められる業務内容をどれだけ時間短縮できようが勤務時間の1.5倍以上はかかってしまう(他の人々は2倍以上かかってる)件(教材作成・準備やテスト作成、テスト・レポート・作品の採点にかかる時間が雇用時間に含まれてないから)」とか「職場の正規職員が異常に仕事ができない煽りでものすごく自分が時間を無駄にかけさせられたりすることが多々あった上、謝罪の言葉がない件」とか。

 

「でもさ、そんな人、怒っても仕方なくない?」

「うん! もうそういう人って怒っても同じだもん」

だよね? 

間髪入れずに肯定してくれたMちゃんのその間がすごくうれしかった。

 

あと、業務内容や雇用の条件等の理不尽さについても「それは酷すぎる」の一言。民間のさまざまな雇用についてお詳しいMちゃんに断言されるとなんだか「やっぱりそうだよなあ」ってホッとするような気持ちになった。

 

同業ベテランFさんからの「こんな仕事がちゃんとしてて速い人材他にいない」という言葉はもらった当初は贔屓が入ってるって思っていたけど、ここ数年何人か同業者を見てみたら自分は相当仕事が速くてちゃんとしてる事は感じられたので、今のこの理不尽な仕事の状況は、市の雇用条件がブラック過ぎるんだよなってはっきりと捉えることができた。

 

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 結構樹々は色づいていました。

 

で、市内は他にも学校あるけど、基本条件がブラックであることは揺ぎなく、さらに職場の人々の今いる所のように酷い人ばかりの所である可能性もあるので、今の職種は辞めてちょっとズラした職種へ応募してみた話をしたら、「それ、いいじゃない!」とまたもMちゃん即答。

 

そうだよね? 私にとってはコレ、いい発想だよね?

自分をめちゃめちゃ知ってるMちゃんが力強く肯定してくれるとなんかものすごく安心するものだなと思った。

 

皇居東御苑にも足を伸ばし、他さまざまな会話をする。

 

ふらふらと寄った売店でMちゃんは酒井抱一絵ハガキセットを、私は同じものと若冲絵ハガキセットを購入してホクホク。

 

神保町まで更に歩き三省堂の地下の「放心亭」を覗いたらいつもの週末よりは混んでいたのだが、まあ席と席の間は離れてたしなんか透明ビニールシートもたくさん貼ってあるし、ま、いっか、ということでココに。

 

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エルディンガー 生 ヴァイスビール 500ml通常950円が800円に。なぜ? 御時世で客足が少ないから?

 

「前に来た時もコレにしたよね」とか言いながら同じもので乾杯。

 

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スペシャルランチはロールキャベツと和風ハンバーグと蟹クリームコロッケで1400円。

 

猛烈に美味い。や、ココは昔から、店名が「ローターオクセン」時代から美味しいんだけどさ。

 

この三つ巴のランチがあるなんて夢のようだよね、って感じで二人ともコレを頼んでしまったわけだが、いやもうホント美味しいよね!をお互いくり返しながら食べた。

 

三省堂へ移動し、いろんな本の情報交換を小声で伝えあいながら徘徊。たのしい。

 

1階の「繊細さんの本」の前に行き、HSPの自己テストにある「空腹時」云々の項目をみせる。

Mちゃんは自己テストをざーっとみて「そうだね。もうそうだね」と言っていた。

 

「この『繊細さん』って著者自ら言っちゃうセンスがイヤだと思うんだけど」って言ったらここでもMちゃんは間髪入れずに「わかる!なんか自分で言うなって感じしちゃうよね」って同意してくれた。

だよねえ? この気持ち、わかってくれてうれしいよ!

 

家に残っていた漢方薬はこの日までだったので帰りしな市販のものを「ちょっと高いな…」と思いつつ購入。夜も飲んで翌朝も飲んだ。

 

翌日、「考えてもしょうがないって思うのに考えるのを止められなくてずーーーーっとイヤな気持ちが続いている」状態が、止まった。

 

イヤな事実は存在してるんだけど、それは自分が今いる場所とは距離が離れた場所にある。今自分はその場所にはいないので、イヤな気持ちはココにはない、って感じ。

 

漢方薬のおかげかMちゃんと歩きながらしゃべったおかげか、放心亭スペシャルランチのおかげか、すべての合わせ技なのか(ま、そうでしょう)、「もうつらくてつらくてたまらない、もう無理!」って考え続けてしまうのが止まった。

 

その後職場に行ったらまた新たに「おいおい、なんだよそれ」って事とか「うわ、なにその感じ」って事とか職員からは複数のイヤな事がされたり、「以前、同教科の生徒に人気がある非常勤職員を気に食わなくて部屋に閉じ込めて(←!)裁判で訴えられた人が結局今は教育委員会の偉い人らしいから、ここの市って何を訴えても無駄らしいよ」というゲンナリするお話等を聞いたりなどした。

 

「あーヤダヤダ」って思いながら、「あと何回行けば3月末かな?なんとかもつかな?もてばいいな」って思いながら帰ってきた。

 

どうにか3月末までもって、4月からちょっと違う職種で仕事ができたらよいな、と思う。

 

とりあえず漢方薬を市販より安く出してくれるかもしれないので婦人科の病院に予約をいれた。

少し前に体に一部異変も感じたので検査するため病院予約をいれようとして電話したら「予約不要だからいつでも来てね」って言われたので来週行くことにした。

 

少し間をおいて、またMちゃんに会ってもらって安全そうな場所を徘徊したり美味しいモノを食べたりなどしたいなと考えている。

 

元気に生きていくためには友達と散歩と美味しいモノが自分には必要なようだ。あと弱った時はそこにさらに漢方?