じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

サイン会行っちゃった。

外しがたい用事こそかちあってしまいがちの法則がこの世にはあるのでしょうか。

気のせいか。

だが私の人生にはございます。

 

昔、生まれて初めて「サイン会あるんだ!行きたい!」と思ったミステリ作家・綾辻行人のサイン会は当時「教育実習事前説明会」の日だったので「教職とれないと大学卒業できない状況にいるからな…」と思って泣く泣くあきらめました。

(今年無事リベンジ?を果たしサインはもらいました。)

 

とにかく先日、すでに「どっちも行くべき。行きたいし」という用事の2つが同じ日にかちあっておりました。

うーん、うーん、どうすべ。ちょっと時間かぶるんだよな。早い用事の方を早退すべきかな早退したくないな。でも次の用事も遅刻したくないんだよな。

 

とか、考え込んで奥歯に力が入りすぎな日々を過ごして右のほっぺがガチガチに固まって、なじみの整体師のねーさんをびっくりさせた頃、同じ日にもう一つ「これ、行きたい!」という案件を発見したのでございます。

 

それは…「なんでいつも見つけると開催地が大阪方面ばっかりなの~。うえ~ん」と幾度となく思い続けてきて一度も行ったことがなくてそして一番行きたかった人のサイン会…ミステリ作家・有栖川有栖のサイン会でござりました。

 

わわわわわ。どーしょー。もう目の前じゃん。なんであることに気づかなかったんじゃい! いつもは気にして多少チェックを入れるようにしているのに、ちょっと油断してたらコレだよ! もう定員いっぱいかな。いや、まだ大丈夫っぽいよ。どーする? でもさ、何時に終わるの? この後の用事とその後の用事と…うううううううーーーーん。

 

と、頭をかかえてみましたが、「いや、でも超好きな作家なんだしね。ずっと行ってみたかったんだしね。一度くらい人生の記念にね…。多分、本人を生で目撃してもガッカリな予感がなさそうな安心な人だしね(←なんとなくネット情報などでそう判断)」とか、ごにょごにょ考えた末、とにかく事前申し込みをして行ってまいりました。

 

これに行くために更にその日の朝にも用事が増えて…会場の書店の開店時間に間に合うために結構走りました。

無事開店と同時に店内に突入。名前チェックをすませ新刊を購入し整理券を受け取り、階段を上がっていくように続くサイン会の人の列に並びました。この階段コーナー、多分普通のお客は入れない空間らしく密閉されているせいかちょっと暑く…走ってきた私は一人顔の汗をふきまくっていました。

ああ…ちょっと走ったくらいで汗をかくなんてどうしたことだ!運動不足だ!ショックだ! いや、でもそもそもあの日は「夜寒い」と聞いて珍しく厚着をしていたのでした。

 

私の前には20人弱ほどのほぼ男性が並び私の後ろには女性の方が多く続いていました。つまり最初のダッシュは男性の方が速いってこと? 

と思えば私のすぐ後ろには白髪の小柄な70代くらいの女性。おお、この方もなかなかの機動力をお持ちなんですね…。

みんなお一人様参加らしく手にしたばかりの新刊を黙って読んで待ってました。

本格ミステリ大賞のトークショー&サイン会の時よりも「おたくっぽさ」濃厚の人がおらず、「すごく普通な20~40代時折70代の男女が全員黙って同じハードカバーの本を読みながら階段にずらーっと並んでいる図」が出来上がっていました。思えばちょっと奇妙。

 

サイン会は予定どおりの時間に始まり、すいすいと進みました。

それは多分サインしてもらう人があまり話しかけたりしなかったせいかと。

ええ、私も何も話せませんでした。

 

「定員」を一応設定しているもののそれ以上の人数が申し込んできても全員受け付けているという噂を聞いたし…こんなたくさんの人にサインをするなんて疲れるだろうなぁ大した話もできないんだから話させて疲れさせたら申し訳ないし…等と考えて話せなかったのでございます。

 

だってせいぜい「デビューの頃からファンです(←いや、そんなの年齢的に想像つくだろう)」とか「作家さんの中で一番好きです(←だからサイン会くるんだろう)」とか平凡なことしか思い浮かばなかったしね。

 

でも、前の人たちがしてもらっていたから、ちゃっかり「握手していただけますか」って言って握手はしてもらいました!!!

やった。もうこれで満足でござる。

 

有栖川さんは噂どおりに、ちょーーーーーー優しそうでいい感じで着ていたシャツもカッコかわいくて、ワシにとっては一部の隙もない素敵な人でございました。

うーれーしーいーーーーーーーーっ。

 

でも、新刊はまだ途中までしか読んでいません。

もったいないし。(せこい)

 

ちなみに新刊はこんな感じの表紙です。

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装幀している方は、有栖川さんの「学生アリス」のシリーズも担当されている方で大好きな方でしたので、もうちょー満足です。

ちなみに各短編はこんな話です。↓

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ああ、ついについに有栖川さんのサインを手に入れたよ。

生・有栖川さん、みたよ!

 

という興奮を抱きつつ、次の用事とその次の用事を元気にすませ、連休の一日が終わりました。

 

 

(おまけ)

連休最終日、いつも混んでて予約もとれなかったり、とにかく入ったことがなかった焼肉屋にたまたま入れました。

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上タン塩、レモンと塩で食べました。うま~。

 

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ロースとカルビ~。どっちも美味しかったです~。

 

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カイノミっちゅーのも頼んだコースに入ってたから食べました。

やわらかすぎてオットが大喜びしていました。

 

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でも、私はカルビの方が好きかも…。

いや、全部美味しかったので、甲乙つけ難しでございました。

あ、ちゃんとサラダも食べたし、〆の冷麺やビビンバも美味しかったです。