じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「さかさ髑髏は三度唄う」司凍季(講談社文庫)

なんで第一の殺人がいつのまにか起きているのか。 いや、一応そのシーンはあるんだけど、なんというか…単なる説明な感じで描写してくれていない感じ。すごくアッサリ。 多分自分は、この作者には横溝正史的なはっきり言えば映画「悪霊島」の岩下志麻のラスト…

ジャクソン・ポロック展(東京国立近代美術館)

白い台座にのせてもらってた大作2点は非常に美しいと思った。 ポロックはその有名な技法を使用したこと自体が最も評価されているポイントかと思い込んでいたが勘違いだったかも。 大作2点は、構成・色彩のバランスがふつうに非常に美しいと思った。 でもラ…

靉嘔展(東京都現代美術館)

写真でみても実物見ても大差なさそうなイメージが昔からあったので、当初行く気はなかったのだが、いろんな事が重なって気が変わって格安チケットをみつけて行ってみた。 一応実物ならではの美しさも保持していると感じられた作品もいくつかあったので、行っ…

「高原のフーダニット」有栖川有栖(徳間書店)

なんてステキな題名なのでしょう。 『高原』…さわやか。ゆったり。のどかな休息。 『フーダニット』…あ~やっぱり「誰が犯人なのか」を考えるのがミステリとして一番わくわくしないか?興奮する単語だ。 どうやったら犯行が可能だったのか?(ハウダニット)…

セザンヌ―パリとプロヴァンス展(国立新美術館)

目玉扱いの一つっぽい「赤いひじ掛け椅子のセザンヌ夫人」、よかった。 人物の腰のずらし具合からの重心の傾き具合と、画面上の赤い椅子の配置の仕方の偏り具合のバランスがカッコよいと思った。 さらにスカートの緑と椅子の赤の彩度の調子がすごくよいと感…