じゆうちょう。

美術展やら食べた物やら気の向くままにかいてます。

輝ける金と銀ー琳派から加山又造までー(山種美術館)

過去にも今年にもちょっと「金と銀」にこだわっていたので、「あらコレちょっと見たい」と思いつつ、うっかりしていたら終わりそうになっていて(今月16日まで)大慌てで行ってまいりました。

 

一度みてみたかった速水御舟の「名樹散椿」も展示されてるとのことでしたので~。

 

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毎度チラシからの雑な画像で恐縮です。

(でも、どうせ実物の美しさは画像では味わえないことですし…)

 

幹、葉や花の描き方等、思っていた以上に洋風な描き方でした。

でも、全体として日本画

 

背景の金は「撒きつぶし」(←金砂子を何度も巻いてはすりつぶしていく)の手法と解説がありました。

でも、図録解説にもあったように「表面は完全に均質な状態で肉眼では砂子に見えない」っていう…。つるっつる。ちょーキレイでした。

この均一な背景と、濃淡を繊細につかっているモチーフの描き方との対比がまたいいのかしら?とか思ってみたり。

 

金箔を使うよりも「金」のギラギラ感が抑えられているのも背景としてつかうのには上品な感じがしてよいなぁ…なんて思ったのですが、この「撒きつぶし」普通に金箔貼るよりもはるかに大量の金が必要で費用も手間もめちゃめちゃかかるとか。

でも、注文品だったから豪華にいった(いけた?)っぽいです。

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他、いろいろちょーよかったっす。(なぜかヤンキー風。金と銀の影響か。)

 

昔なら、「ふーん」くらいしか思わなそうだった川端龍子の「草の実」もなんだかとってもよく感じちゃいました。

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「金」だけで描いてるのが仏教関係とかじゃなくて、庭の草ってところが「おお!」って感じなんでしょうかね。

でも、「この手法で草なんか描いて」って批判もあったっぽいです。いや~なんでも難癖つける人いるんですね。それまでしてない事をすると文句出やすいのか。

 

新しいことを一概に否定してると芸術の「創造性」って要素と対決しちゃう気がするんですけど、伝統とかにこだわりすぎ始めちゃうとそこら辺はどうでもよくなるのかしら…とか何とかちらっと思いました。

 

あ、あと、加山又造のは迫力ある「満月光」もよかったんですが、「華扇屏風」にちょー興奮しました。

チラシだと一部しかのってなくて、図録は小さくて全体が撮りづらくて…図録の左半分だけちらっとのけてみます。↓

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おお。本物のよさがほとんど伝わらない…。すみません。

でもまぁこんな感じのデザイン性の高い作品でして、「うお。かっちょよい。素敵。ちょーキレイじゃないっすか」と思ったという次第なのでございます。

 

 

ところで、山種美術館、今年はやたらと行きました。

己の趣味が超シブくなっているってことかしら?とか思ってみたり。(あ、老化?)

 

そして山種美術館、特別展(主に自分のとこの所蔵作品でやってるとき?)の図録がコンパクトで安価で大好きだ~。

日本画の保存管理は費用も手間も非常に大変で、嫌がる美術館等も多いと聞きましたが、今後ともがんばって下さいまし、とかちょっと思いました。