行ってきました。
興味ありつつも何かと時間と気分にゆとりがなくて行きそびれそうだったところ、友人Mちゃんに誘われて行ってきた。持つべきものは友。
其一つーと、自分が大好きな抱一の弟子。
抱一並みに達者な人だよな、気合入った描きこみすごいよな、という印象の御方。
自分にとっての一番のイメージ「気合入った描きこみすごいよな」系の作品は、今回は少なかったような印象でござった。
で、今まであまり其一作品で自分はみた経験が少なかった「ザ・琳派」みたいな作品がばばん!と展示されていた。
一番インパクトがあったのが、ま、まんまチラシの表に採用されてたヤツなんですが、これ。↓
「朝顔図屏風」(六曲一双のうち左隻(部分))
こんな超・琳派っぽいのあったのね…と唖然。
いや、だってこのヒト琳派だし。あたりまえでは?とツッコむもう一人の己。
でも琳派の元・尾形光琳の燕子花よりも「コピー感」が少ないところは好きかも。
いや、でも光琳の燕子花も全体としては好きなんですけれどもけれども。
其一の描く小さな鳥たちの表情をたくさんみて、
「おう! どれもクール! 抱一と最大に違うトコはココだよな~」としみじみと思った。
なんだか其一と抱一本人たちの目つきをみてみたい。
弟子とかが描いた肖像画とかないのかしら?
月岡芳年が描いた師匠の国芳の顔は(大好きな猫達に囲まれている状況のせいもあるのか)超やさしくって「あー、きっと国芳ってこんな目つきの人だったんだろうな~。すきじゃ~」って思ったのだけれど、其一と抱一の目つきにも大変興味があるところ。
描かれた目ってすごく表情とかその人の内面が表れてることが多いんじゃないかな?って思っておるのだ。
ゴッホの「タンギー爺さん」を上野で初めてみたとき、「うわー! こういう目つき、この世にあるよね。わかる~。こんな目でみる爺さん、なんだか泣けるぜ」と衝撃を受けて以来、「描かれた目つき」に興味がある。
と、思いっきり、話がそれた。
其一は、大名や商人との付き合いもうまくて、絵描きとしての商売の仕方も上手だったそう。なるほど、クール。
でも悪いことではないよね。お金ないといい絵の具買えないしね。
みんながみんな若冲みたいに金のある家に生まれて豪華な絵の具買えたわけじゃないですものね。
其一、こんなのも描いてたのね! と強く印象に残ったもう一枚は根津美術館がもっているらしい、これ。↓
「夏秋渓流図屏風」
(チラシを撮ったんで歪んでます…)
すごい。ザックリ描いてるけど、全体的な巧さが超出てませんか。
あー、でも構図の細かい所はそんなにバリバリに自分の好みではない。
でも、いいのはわかる。
全体的にそんな感じのことを思った。
どーでもいいけど、其一の一つ年下なのが国芳と広重なのね。
へー。ほー。と思いました。
で、まあ、
はーーーーー。ココロ穏やかにして絵が描きたいな~。
いや、穏やかじゃなくても、早く描き上げないとダメだよ。グループ展の搬入日が近づいているよ…と思いながら、Mちゃんと地下で軽くお寿司などをつまんで解散しました。
Mちゃんのマネして「炙り4点」。
黒ラベルの生と共に。ぐへへ。
タコ唐。メニュー写真よりぐっと少なくて二人して落胆。
で、マグロのメンチカツも頼みました。
ちょーーーーうめーーーー!!!(そんな言葉づかいじゃダメだ!)