1.「時間の習俗」(松本清張)を読みおえた。
以前読んでそれなりにおもしろかった(←えらそうですみません)「点と線」の刑事コンビが出てくるらしかったので。
シリーズがすきなワシ。きっと保守的だから。探偵が犯人とかあまり楽しくはない。
刑事の三原さんは「あーでもないこーでもない」と考え付いたことを部下や自分の足を使って調べた押しては壁にぶつかる。ぶつかりまくる。考えまくる。調べまくる。部下も動きまくる。みんな大変そう。
黙って考え込んで終盤いきなり真相を語りだす名探偵と大違い。
でもなんだか三原さんも好きだ。
昭和の昔、本格ミステリなんて廃れていた頃、こんな足を使いまくってなかなかうまいこといかない刑事が主人公の社会派ミステリが、多くの大人達に読まれていたことになんだか納得できました。
現実的。
地味な努力の積み重ね。多くの大人はそういう日常を生きているんだもんね。
手品のようにぱっと解決をみせる名探偵に心惹かれるのはある意味子どもなのかも。
でもまぁ名探偵も一所懸命論理を組み立てて黙って努力はしているので…やっぱり名探偵も支持したいと思います。
できれば「点と線」にあったような、犯人と共犯者のドロドロな心情を思わせる犯行時をイメージするシーンなんてあったらもっとおもしろそうでよかったのにな~なんて思いました。なんでなかったんだろう…。
2.高山きゅうり、ってのを食べました。
群馬県高山村周辺に伝わるきゅうりだそう。
普通のきゅうりより大分巨大。果肉がやわらかくて水分たっぷりって感じ。
味噌だれ作ってつけて食べたら止まらなかった。
高山きゅうり、もっと世間にはびこってくれたらいいのに。
毎日食べてもしあわせな気がする。
3.鶏てりやいた。
ちょっと皿の上に油多過ぎか。
しかし、美味い。
簡単なのに安いのに美味い。なんて素晴らしいのだ。