「なだ万」のランチなど。
久方ぶりに「なだ万」へ行った。中高の同級生AとNと3人で。
(相変わらずうんまい。)
Aのオットが急に病気になったのが2015年。今の医学では治療方法はなく不定期にくる体の痛みに耐えつつ会社を辞めて車椅子で自宅にいる。
Aは週5.5日勤務の仕事をしながら家事とオットの介護をしてるそう。
オットが嫌がるという理由で「たまにはプロの介護サービスを受けられる権利」も活用せずに1人ですべて世話している。
って、話をそうなって半年くらいしてたまたまワシは知った。
この話を昨年3月にNにぽろっと言ったら、Aを心配して会いに行った。びっくり。
(この後用事がなければ日本酒を呑みたかった…呑みたかった…)
AとNとは中一で同じクラスだったんだが、3人でセットで遊んだ記憶はなく、AとNはそーんなに親しかった記憶はない。ワシはどっちの自宅にも遊びに行ったことがあったり個別に親しかったんだが。
Nの提案で昨年春から3人でたまに会うようになった。
Nは「せめて受けられるサービスを受けるようにしてもっと休む時間を作らないと」とか「新築の家のローンをこのまま1人で返し続けるのは大変だろうから転居してはどうか」とか他いろんなアドバイスをくりかえした。
まあ、3年ちょい前にワシも同じことを言ったものの何も変化がなかったわけだが「1人より2人で話していく方が何とかなるだろう」とNが言うのでこの3人で会うようになったわけである。
これまで数回3人で会ってた成果があったのか、この日、今まで聞いてなかった事実がAの口から知らされた。
(なだ万に来るようになって「やっぱ魚焼いたのって美味いな」って思うようになったのやも。やも。焼き方も大事。あたりまえか。)
Aは「今日も多分帰ったら、わーって怒鳴られると思う」「なんかすぐ怒鳴りだすんだよね。もうずーっと物凄い声でがーって言ってくるから、もうしょうがないなって思って」おいおいおい。
「でもそんな言わなくていいんじゃないかなぁと思うんだけど、言っても聞いてくれないんだよねぇ」うわー。
1月に3人で連絡とりあった時にAが「今、外出禁止だから」って書いてたことがずっと引っかかっていた。つーか、その時も「外出禁止ってナニ?」って聞いてみたけどキッカケも理由もその時説明されなかった。
病気になって1人で外出もできなくなった自分をおいて、仕事以外で外出するAが許せないのだ。そして不満があるとずーっと大声で怒鳴り続けているのだ。
Nは「もうそれ完全なDVだよ」と繰り返し言った。
「2人ともカウンセリング受けた方がいいよ」
ま、Aのオットが素直に受診するとは思えないけど、まずはこの「自分が理不尽な扱いを受けてる」って自覚できないAに受診しに行ってもらいたいものなのだが、何度うながしても言葉を濁して行きたがらない。
(アイス~。)
ま、カウンセリングって行っても本人と合う合わないとかもあるらしいが。
でもAが以前「激しい耳鳴りが止まらなくなった時期があった」とも言ってた。他にも体調に様々な不調が。そのたび病院で漢方薬とか出してもらってるとか、耳鼻科は一度行った切通わなくなったとか。
ここまでの話をその後行った個展中のギャラリーオーナーFさんに言ったら「とにかく早くAさんを病院連れて行ったら? 一緒に行ってあげなさいよ」って言われて、再度「病院、付き合うから行こう」ってAに言ってみたものの、ますます行きたくなーいって感じに。うーん。
やっぱ強く言っても逆効果なんだよなー。
Fさんは年齢もすごく上で社会経験も豊富でよく一般論を教えてくれるんだけど、一応意見をきこうって思ってるんだけど、なんかやっぱ「自分の直感に従う方がよかったな」って思うことが多いなって近頃思ってもいる。
当初よりAには「依存」の気配を感じているので、これは相当難しいだろうな~と思っている。心理学とか、簡単な教育心理学以外は学習していないので専門的なことはよくわからんが。
( ↓ いただき物のクッキー。)
(中身は個展で配りまくった。非常に普通のクッキー。普通の美味さ。)
でも、怒鳴られるのってイヤだよねぇと、3人で「なだ万」後、店を変えてコーヒーを飲みながら言った。
ワシのハハは始終怒鳴りまくるタチであった。
社会人になったワシに「その態度、おかしいから勘弁してくれ。こっちはずーっと怒鳴られてると子どもの頃からその度ずっと気が狂いそうになるんじゃ」と説得され始めて徐々に改善されていった。今でもちょいちょい昔の不満を声を荒げてぶーたれ続ける。苦痛。
そうだ。昨秋から体調を再び崩したハハは「口を開けば文句ばかり」の昔の状態にかなり戻っていた。まあ、そのたびにイロイロ言ってなだめるんだけども。
年末頃からやたらとワシが「うつうつするぜ~」となってきたのは、この「ハハの不満満載の声を長時間聞く」という拷問が再開したからかもな、ということに気づいたのでした。
そもそもハハの声自体ちょっとトラウマみたいなもんなのやも。
日々、争いの声を聞いて育ったワシは恐らく脳が委縮しているのやも。
なんかそんな話をちょっと前に三宅さんが出ていたテレビでみたぞ。
最近やっと、ハハは増量した薬の効果が出てきて回復傾向にあるのでぶーたれる時間が減ってきた。
だからワシの「うつうつ」も脱してきたのやもしれぬ。
ま、気温が上がったり、漢方薬のんだりしてた成果なのやもしれぬが。
なんて書いていたら、昨晩気まずい感じに終わったAから、ワシが中華街で買ってきて渡した工芸茶を撮った画が送られてきた。↑
「うまし」って。
美味しいモノは偉大だな。
そう、この3人のグループらいんにワシが名付けた名称は「おいしいものたべよう」なのだ。
もうよくわからんが美味しいもの食べてどうにかするしかないのではないか。