ターナー展、東京都美術館でやっていたんですが、「あ~絶対ゲキ混みなんだろうな~。ターナーかぁ…昔もみたよなぁ…どうしよっかなぁ」とかグダグダ思ってたら終わっていました。
はてな界隈をふらふらしていたら、神戸のターナー展に行った方の感想が。
あ、やっぱり見たいかも。
そういや東京都美術館行った友達はみんな「よかった」って言っていた。
「イギリスのテートギャラリーで見た時よりもよかった」って言った友達もいた。
神戸なら都美館より空いてるかも…。
「行ってこようかと思うんだよね~」って、焼酎呑みながら友人Mちゃんに行ったらば、
「神戸? 付き合うよ。有馬温泉泊まろうよ」と即答。
Mちゃんは旅好き温泉好きわりと美術館も好き。この日もMちゃんに熱く誘われてそれこそ東京都美術館で安田靫彦「飛鳥の春の額田王」をみてきた後でございました。
そんなわけで神戸市立博物館でやっていたターナー展に行ってまいりました。
旧居留地界隈にあって建物の外観もとっても素敵。ひゃっほう。
入り口こそわりと混んでいましたが、全体的に多少順番を変えて近くの空いてる絵から先にじっくりとみる、などすれば、人が動くのを待つ必要もなく、人と人の間からもしくは最前の位置で自分のペースでみることができてとてもよかったです。
この博物館はいつもは4:30閉館なのにターナー展中は平日5:30まで土日は7時まで延長。親切~。というかそれだけ入っているんですね。
そう、いかにも「普段はそれほど美術展に来ないのかな」というお客さんも結構いました。
ちょっと感想を語り合う声が大きいとかくらいはまぁ…。少しくらい目をつぶります。トシとると耳が遠くなって声が大きくなりがちだと聞きますし。
興味ないことを全身で表す子供が絵の横の壁の寄りかかっているのも…うーん。興味ない子供をムリヤリ連れてきて、混んでる美術展の絵をますます見えにくくする親って迷惑モノだと思うなぁ…。
主体的に見たくない子供に混んでる美術館で絵を見せても、むしろ美術によくない印象をもって教育上もよろしくないのでは…。
ま、一番勘弁してくれと思ったのは、意味もなくMちゃんに背後から激突してきたオジサンが二人もいた、という事実です。足腰の強さに自信のある山登り女子Mちゃんをよろけさせる勢い。
なんで美術展で人に激突するのだ?
混んでるんだし絵を見てるんだし、ゆっくり動いて!
走り回る子供がいないのにやたらと人にぶつかってる中高年がわりといました。おかしい…。うーん、トシとってくると距離感がおかしくなる、とかなんでしょうか。
そもそもいつもより混む展覧会ということは普段来ない人がたくさん来てるという意味なんだから、美術館側は最低限のマナーを入り口でちらっとアナウンスしてくれてもいいような…。
ああ、なんかグチっぽい話が続いてしまいましたが、別に大体いつものことなので特に腹を立てているわけではありませぬ。
ターナー展、大きな作品がとてもたくさんあり、スケッチもたくさんあり、とてもよかったです。
もやもやっとした感じの晩年の作品はわりと少なめな印象でした。
細部までかっつり手をいれた大作はものすごい密度と迫力を感じて、わーん、もっともっとがんばります、すみませんっ、すみませんっ、という気持ちになりました。
図録は厚くて重かったけれど内容とのバランスとしてなかなか良心的お値段2400円。
4月6日までです。お近くの方(?)是非!!
さて、その後だらだらMちゃんとウインドウショッピング。ついついたっぷりと歩きす進み、気が付けば神戸に住むH先輩オススメの観音屋本店まで歩いてたどりついていました。
あら、素敵な扉。
中はすんごく混んでいました。でも4時過ぎくらいでギリギリ待たずに座れるタイミングだったのでラッキーだったのかも。
上にのってるチーズは熱くてとろとろ。甘くないです。下の土台はふわふわで、底の部分が甘みがあります。全体としてはあまり甘くなくものすごく私に適したおやつでした。
さすが、私にかつて日本酒指南をした辛党H先輩。よくわかってらっしゃる。
美容と健康? カロリーをとれば美容には…いやいや、おいしいのでよし。
この日は朝から18時まで、昼食とチーズケーキ以外、歩きまくりましたからね。
接種と消費のカロリーバランスは問題なさそうでした。
そう、Mちゃんと私が旅をすると、おかしなほどの距離を歩いてしまう。
どっちも「ちょっと休もうよ」って思わないから。
充実の神戸の一日でございました。