下町の小学生としてバリバリに「そろばん塾」へ通っていました。(だから酔っ払っても割り勘じゃない会計係を押し付けられちゃうわけです。)
下町のそろばん塾ははりきっているので木曜と日曜しか休みじゃないから、土曜日もあるのです。
隅田川の花火大会は昔から7月最後の土曜日です。
そろばんが終わると友達がみんな、「みに行こうよう!」って橋の上に誘ってくるのです。
「え? 別に花火なんてどうでもいいんだけど。人がたくさんいるところすきじゃないし。うちの屋上からもみえるし、たぶん向かいの友達のビルの屋上で近所で集まってみるし…」とか断るスキもなく手をひかれていって、とりあえず花火が上がってるのをしばらくみてですね、帰宅して自分ちの屋上からもちょっと確認、そしてお向かいから大声で呼ばれて人の家の屋上で宴会…これが私の「むりやり誘われる花火」だったわけです。もー毎年。お父さんとかははりきっている。
人生で1度だけ、断りそびれて人ごみにまみれまくって花火をみたことがあるのですが、「やっぱりごめんだぜ…」と思いました。
そしてやっぱり花火そのものに大して興味がないまま、毎年、kanagawa新聞社主宰の花火を特等席でみれる、という友達運に恵まれて、ここ20年くらい毎年鑑賞…というシアワセな目にあっています。
花火好きの方々にちょっと申し訳ない気持ちです。
あ、でも、この毎年鑑賞する花火は、直接の知り合いだけでない、でも大体毎年同じ顔ぶれが参加という不思議な宴会なので、この大して親しくもない集団でたのしく盛り上がるというのがとてもたのしいです。
花火ってホントはみんながみんなすっごく好きってわけじゃなくって、すっごく好きって人々がすっごく喜んでいるのをみて、ああ喜んでいるぞ、よかったな、たのしいなって感じることをたのしんでる人々も結構いるんじゃないのかな、って近頃思います。
そのヘンもひっくるめて、いいもんだな~と近頃思います。
だからねぇ…、突然の豪雨とか、ましてや大きな事故でケガ人とか亡くなる方が出るとか…
厭ですよねぇ…。
うーん、やっぱり事故とか起きないようにするには、みんな「ここぞってところはちゃんとする」のが大事なんじゃないですかね。
高速道路でムチャな運転してるドライバーとかに殺意を覚えてしまうんですよね…(人を巻き込まず、一人で不幸になれ~と呪いをかけてしまいがち…)。あ、関係ないか。
みんな、にこにこしてるのがいいよな、とか思うようになったら、こういう花火の存在も「けっ…」とか思わなくなってきました。↓
なんちゅーか、心が広くなってきたような気がしています。気のせいか?
この記事はBIgLike企画のテーマ投稿イベント「花火」でなんか書こう、に参加しています。
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