京都1日目午後。
満腹でしあわせいっぱいになった友人Mちゃんとワタシは腹ごなしも意識してテクテク歩き出した。
おお!
京都守護職本陣! 容保さま~。
高校時代、Mちゃんは3年間、私は美術部から脱走したのちの2年間、史学部にいて、部活の中心となった2年生の時のテーマは「会津戊辰戦争」だったので思わず反応したのであります。
こみちさん(id:kazenokomichi)にオススメしていただいた栄摂院、真如堂などへ。
かなりいい感じな場所だらけで相当うろうろとした。
撮ってはもどったりして、やたらうろうろ。
いつもはあまり写真を撮らないMちゃんも結構iPhoneを構えて撮っていた。
結構な量の紅葉がみれてMちゃん曰く「紅葉は結構お腹いっぱいになってきた」、とのことで休憩場所をさがす。
ステキげなお店をMちゃんが発見。
吉田山荘とかかれた敷地内をずいずい入っていたらありました。
席からの眺めも素敵。
そーいや、どうやらこのお店は自分も本屋でみかけたことがあるミステリ小説に出てくるらしい。わざわざ宣伝のように店内隅に本も置いてあった。店内の雰囲気とは少々違和感。
おしゃれげなのに親切なカフェだな~となんだか目を細めたくなる気持ちに。
お昼にあんなに食べたのにケーキセットにしてしまう我々!
くっついてきたのは女将が書いたという季節の和歌。
なんだかすごい。
どうせならこの和歌がミステリに絡んで…なんて話があったらいいのにななどと妄想をくり広げる。
ケーキは軽い。変わった食感。卵とか使ってないらしい。多分アレルギーがある人も食べられる人が多い、的な作り方をしているっぽかった。
これもこれで美味しいし、これしか食べられない人もいるのかもなんだけど、自分はオーソドックスな材料で作られるケーキの方が好きかも。
でも、この日は昼も夜も食べ過ぎな予定だったので、「軽くて大変よろしい」という気持ちも。
食べた後は更に歩く。がんがん歩く。
哲学の道も歩く。スピードを上げる。
だってこのままだと、こみちさんとの待ち合わせに間に合わないじゃん。
そこに間に合わないと、今回の旅のきっかけになってる我が友人の個展をゆっくりしっかり見れないじゃん。
そこにはそこだけで会えるryoさん(id:ochi-cochi)も来てくれるんだから、しっかり時間をとりたいじゃん。
結構人が多い。や、京都の紅葉最盛期の連休なんだから当然だ。
南禅寺内に再び入った時は午前中とは違って相当な人混みで「祭りか?」と思いながら、東京もんの本領発揮でMちゃんとワシは猛スピードで人混みをぬって蹴上駅へ向かった。
駅の近くからはほぼダッシュ。今日一日歩きまくって夕方のココに来てダッシュ。
2人とも体力的に問題はなかったのだが、私が朝選んだリュックには問題があった。
人混みを縫う間、カメラがぶつからないか怖くなって珍しくリュックに入れて走っていたのだ。このリュックのチャックが走っている間にゆるんでいったらしい。
そう。
ごん。
ぎゃー。
拾い上げつつ走る。改札を抜け、乗換駅でも走り、こみちさんには地上での待ち合わせが時間的に不可能な事をLINEで伝えて予定していた電車に急いで乗り込む。
阪急電車は始発の河原町から結構混んでいて我々は座れなかったが、別車両に乗り込んだこみちさんは運よく座れたようだったので、このまま車内で合流は諦めることにした。
烏丸で更に混みだしたため我々はドア付近で寄りかかる態勢を諦めて奥へ進んだ。
ま、別にこっからトータル約1時間立ってても平気だしな…。
なんて無欲の姿勢がよかったのでしょうか。次の駅で目の前に座っていた二人が立ち上がったのでちゃっかりそこから座って行けた。
電車は順調に目的駅へ。
こみちさんとも無事合流。わーい。
こみちさん、私の友人の個展のために京都の隣の隣の県まで足をお運びくださいまして誠にありがとうございます。
こみちさんはますますお忙しそうな昨今なのに、この一年やたらと京都にちゃっかり立ち寄るワタシに貴重な時間を割いて会ってくださって本当にうれちい。
そしてお忙しいのに毎度さまざまな立ち寄り先の相談アドバイス等をしてくださって…この感謝をどう表せばよいのやら~。
いつもいつもありがとうございます。
自分もこみちさんのようにもっと地元に詳しくなり、人にさらっと素敵な情報をお伝えできる親切で有能な人になりたいでござる。
無事、3人で友人の個展会場であるギャラリーへ。
おしゃれげ!
安藤忠雄設計ですって。なんちゅーとこで個展してんねん、ともだち。
友人の作品は力作揃いでよかったです。
紅葉シーズンの京都の旅とくっつけて高い旅費を費やしてきた甲斐もありました。
そうそう、自分も制作にもっと時間をかけられるようにしたいよね、という気持ちの存在を確認してみたり。
そしてryoさんとも会えたー。
年末以来? あら、私たちったら年に1回くらい会っている感じ? おほほ。
ryoさん、相変わらず実年齢には見えない、かわいらしい感じだぞ。
なんでしょう。魂のかわいらしさが外面ににじみでてしまっているのかな。
久々の会いたい方々に会え、遠方の友人の個展にも来れ、しあわせであります。
えーと、何か忘れていないかな?
ここで私は観念してカメラを撮りだしてスイッチを入れた。
メッセージが出る。
これは…明日朝早起きをして今回の最大の目的(あれ?一番の目的は友達の個展じゃなかったの? えーとそれは最初のキッカケでして…。今回いつもよりはお高いシーズンの京都に来る決意をした合体型の理由はそのう…)、瑠璃光院の紅葉をカメラで撮りに行くことはできないってことかな?という感じ。
だってシャッター押せないもんね。
これ、専門店に持って行って修理だ。結構な修理費っぽい。
はー。
ま、しょうがないか。こうなっちゃったのは、なっちゃったんだもんね。
とりあえずお忙しいryoさんとお別れを告げ、4人でギャラリー近くの予約していた和食の店へ移動しました。
続きます。