じゆうちょう。

日記です。観たもの、食べたもの、読んだもの、ほか。

2019京都のたび。その7

京都2日目、昼。

 

下鴨神社を出る頃には、雨はめっちゃ激しくなり「日本はやはりもう温暖湿潤気候の国ではない! そんなエリアに降るような生易しい雨じゃないじゃないかーっ!」と心の中で叫びながらバス停へ。

 

雨で遅れがちになっているバスの乗り継ぎに悩みながら、出町柳界隈では次に乗りたいバス停へ向かってどしゃぶりの中を猛ダッシュ。予約した店へ時間前にどうにか辿りつきました。

 

こんなとき、激しい天気にも急なダッシュにも全く不満をもたずに淡々と移動できる友人Mちゃんは「流石、山登りムスメ…」と思わせてくれるたくましさ。

 

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じゃじゃーん。

菊乃井さんがやってる「無碍山房 Salon de Muge」でござる。

 

Mちゃんが「友達がオススメしてた」って発案し、「1日目夜も3日目昼も贅沢する予定だけど、2日目昼も贅沢すっか!」と腹をくくり、こちらを予約しました。

宵越しの銭はもたねー江戸っ子だぜ。(もう随分昔に江戸から引っ越した…)

 

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あいにくの天気で庭はほぼ店内からみえず。

この位置は唯一「やや見えていた位置」です。

 

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ステキな床のカウンター席を横目に奥のテーブル席へ。

基本喫茶の店だけあってこじんまり。

 

だが、一番奥には6名のマダム団体客。そのすぐ手前の席に案内された。

イヤな予感は的中して団体様は終始声が大きくて、ちょっと残念な空間になっていた。

離れた位置の6名の団体は静かだったんだけど。

 

こういう「ちょっと贅沢なお食事」のときに「この空間にしてはうるさいのでは?」というお客様が近くにいると何だかちょっと残念な気持ちになる。

 

こんな時どうしたらよいのかな。

 

どうにかしてくれる力がないお店な時点で、そこは本来贅沢な店では実はないのかもな、とも考えたりしてみた。

 

いっそ話しかけてみたらよかったのかも。あとのまつりじゃ。

 

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わくわくするお品書きをみて、極力背後のうるささは忘れよう…という手段にこの日はでました。

 

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横には熊谷守一の作品。は、うれしいけど、この額、まがってね?

この配置、ズラすならもう少しだけ離してズラしては?

ああ…余計なことばかり考えちゃうぞ。

 

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こんなのはちょっと素敵げなんだけども。

 

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さて、お料理。

美味しかったよ!!!

お刺身、非常に美味しかったです。

 

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マジ、お料理はどれもこれも隙なく美味しくて、流石!と思いました。

 

つーか、もう、背後のマダムがものすごく椅子をひいたままだから、ワシの後ろを通る店員さんが非常に苦労していてワシは精一杯椅子をテーブルに近づけていてそれでも店員さんは終始ダメな感じで、ちょいちょいワシの方へ激突…だが背後のマダムは全くそのことに気づかず最後まで定員さんはワシにだけ迷惑をかけていた。

 

うーん。

マダム達よりも若造っぽい我々はちょっと軽い扱いでよいか、って判断なのかな?

一見さんには冷たくする古風なスタイル?

 

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ご飯もお漬物もよかったです。でも赤出汁とかつかないんだね。そこ節約なのかな?

ちょっとびっくりした。

 

食事中何度もお茶が足りなくて、頼みたくても「人手不足」って感じでなかなか頼みづらくスムーズに食事がすすまないことも。

 

どうにか食後に最後の一杯のお茶を手に入れた途端に「お話し中失礼します」とお食事代請求係さん登場。

なんだかその声をかけてくる間がとっても悪かったのだが、まあすぐに喫茶タイムが始まるから仕方ないのかな~。

お客様も多いから何事もギリギリに詰め込んで稼ぐぞ!って感じなのかな。

 

 

 

これがカジュアルに菊乃井の味をたのしむ、ってコトなのかもな。

まあ、どしゃぶりの中タクシーも使わず移動しているワシ自身が相当カジュアルな服装をこの日もしていましたが。

ランチの値段はカジュアルではないのでは?と思ったり。

 

味だけはよかったのでまあいっか。

 

この美味しいランチの予約をかなり直前に取れるのは、このカジュアルな「無碍山房」の方ってことなのかも。本店のランチは予約いっぱいって言っていた。

いや、案外本店でも女性の旅行客には居心地が悪いのかもしれないぞ。

油断大敵だ。(?)